NTTドコモ関西支社は8月7日、携帯電話基地局の敷地内にクローバーを植える環境対策を発表した。緑化により夏場の表面温度を低下させ、CO2削減を実現するなどの成果が認められたという。
敷地内には通常、雑草が生えないよう防草シートが敷かれているが、クローバーを植えたスペースは表面温度を平均約15度下げることができた。その分冷却用の電力を抑えられ、CO2を削減することができる。またクローバーを植えることで防草効果や景観への影響を防ぐなどの効果も期待される。
クローバーによる緑化は2013年度に大阪府・滋賀県・奈良県の合計6カ所で実施。2014年8月には京都府・兵庫県・和歌山県を含めた合計16カ所に拡大して、環境対策を強化する。また、寒暖の差や夏場の水不足に対して強いとされている「イワダレソウ」の利用についても検証している。
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