2015年夏も超シンプル路線――カンタンだけど高画質 「ARROWS NX F-04G」のカメラを徹底検証荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(2/3 ページ)

» 2015年06月30日 10時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]

自分撮り時は目線に注意!

 続いて人物作例にいこう。

 まずは普通に屋外で。ちょっと暗かったので感度は上がったが、曇天下のけっこう暗い場所にもかかわらず、色はきれいに出てる。

photo アジサイを背景に1枚。

 F-04Gのワナはインカメラで自分撮りするとき。240万画素で、撮影最大解像度は1920×1080ピクセル(つまりフルHD)だ。昨今、インカメラの強化がトレンドなだけに、ここに大きく手を入れられなかったのは残念。

photo インカメラは240万画素。どこにあるか分かるかな? 答えは後述
photo 自分撮り中の図

 でもそれ以上にワナなのが、インカメラの位置。実は本体前面には2つのカメラがついている。ひとつはF-04Gの大きなウリである「虹彩認証」用のカメラ。もうひとつが自分撮り用のカメラ。

 で、虹彩認証用カメラのまわりに緑の枠(Whiteのみ銀の枠)が描いてあって、大きいから目立つのだ。

photo 本体正面。右上にある緑の枠がついてる大きなレンズが虹彩認証用カメラ。左上にある小さくて目立たないのが写真撮影用カメラなのだ

 これだとさ、自撮りするとき、誰でも「虹彩認証用」カメラを見ちゃうよね。というわけで、当人はカメラをちゃんと見てたつもりなのに、下の作例のようになっちゃうのです。その場で気づかなかったわたしも悪いんだけど。F-04Gで自分撮りされる方、お気をつけを。

photo ちょっと目線がずれてるのは「虹彩認証用」カメラを見ながら撮っちゃったから

いろいろ静止画撮影してみた

 さてそれ以外の作例へといこう。まず、屋外で真っ赤なポルシェを。陽射しが当たっていて赤が飽和しちゃいそうなんだが、かなり頑張ってるし金属の質感もよし。

photo 真っ赤なポルシェ

 さらに近距離ものと料理をどうぞ。

photo 紫のあじさい
photo そば。暗めの店だったので感度が上がってややノイジーになったけど、それでも全体の明るさや発色はちゃんとしてる
photo きれいなフルーツタルト。比較的明るめの室内。全体にきれいな色で撮れた
photo 街角の老猫
photo 桜色の畳の上で、トンキニーズ(という種類の猫)。少しぶれた。だいたい1/30秒より遅くなるとISO感度が勝っていくようだ

 最後は夜景。

photo 夜景といっても都会の夜は明るいのでけっこう撮れるわけだが、これもいい感じに

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