静止画撮影以外の機能も見ておこう。F-04Gでは、静止画以外に、「連写」「動画」「パノラマ」「QRコード」のモードがある。QRコード以外のモードをチェックしてみよう。
連写するときは「連写」、動画を撮るときは「動画」を選択する。動画モードの画面中に静止画モードへの切り替えボタンがあるとか、静止画モードの画面中に動画の録画ボタンがあるとか、そういうややこしいことはない。
連写モードにすると画像サイズが少し下がり、押している間連写をしてくれる。
続いてパノラマ。
最後は動画。動画も撮影サイズは5種類。「4K動画」(3840×2140ピクセル)、「フルHD」(1920×1080ピクセル)、「HD」(1280×720ピクセル)に加えて、「画面ぴったり」(2560×1440ピクセル)、さらに「ケータイメール」(640×480ピクセル)が用意されている。
ただし、「画面ぴったり」以上のサイズにすると「手ブレ補正」が効かなくなる。また、動画の撮影時間にも制限がかかる。まあ4K動画は魅力的だけど、日常的に使うならフルHDにとどめておいた方がよさげだ。
以上。
カメラ画面から再生に移行するには、画面の右端を左にフリックするとさっき撮った写真が現れる。画面に直前に撮った写真のサムネイルを表示するのが一般的だが、F-04Gはちょっと違うので注意だ。
かくして、ARROWS NX F-04Gは、今回も「写りはよくて超シンプルなカメラ機能」を貫いてきたのであった。あれこれ機能をつけたくなる昨今、この姿勢はよい。
このシンプルさでこの写りはなかなか得がたく、高く評価してよいと思う。スマホで撮るときにISO感度がどうとか画像設定がどうとか気にしたくないもの(したい人は別途そういう機能が充実したアプリをつかえばよいと思うし)。
撮るときはシンプルに。で、何かしたかったら撮影後にレタッチすればよいのだ。あとは光学式手ブレ補正とか、インカメラの高画質化がなされればうれしいな、というくらい。ただ、インカメラと虹彩認証カメラが紛らわしいという罠が追加されたので要注意である。
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