およそ1年前の2014年6月、「ARROWS NX F-05F」のレビューでわたしは3つのポイントをあげた。
である。今回、最新の「ARROWS NX F-04G」を触った感想もまったくこれと同じ。まんま当時のレビューをコピペしようかと思うくらいだ。シンプルで快適である。
このレビューは、いつも各端末の特徴的な機能をあれこれ試して、この端末はこの機能が面白いって感じで書いているのだけど、これだけシンプルだとあっという間に書き終えちゃうくらい。
でも、もうちょっと今の時代に合わせるべきだったな、という点もある。ひとまず、チェックしてみましょうか。
メインカメラのイメージセンサーは2150万画素。レンズは広角な28ミリ相当で明るさはF2。2150万画素と、画素数が多めであること以外は極めて標準的なカメラ機能だ。
カメラ機能は、ホームアプリを「docomo LIVE UX」に設定している場合は、ロック画面左下にあるカメラボタンをタップするとすぐに起動できる。それ以外のホームアプリを設定している場合は、ロック画面をスワイプするとすぐに起動できる(要設定)。
起動したカメラ画面は極めてシンプル。緑の枠はAF枠。タッチAFしたとこなので中央からずれてるけど。撮影アイコンの下に4つシンプルなアイコンが並んでるけど、「戻る」とか「ホーム」とか、いわゆるナビゲーションバーのやつなのでカメラには関係なし。
画面をタップすればAFがそこに合う、カメラアイコンをタップすれば撮影される(長押ししても連写になったりはしない)。露出補正なども特にない。
でもまあわたしの知る限り、一部のカメラ好きやガジェット好きを除けばカメラの細かい撮影機能は使われてないわけで、カメラ任せでキレイに撮れれば一番問題ないのだ。
ちなみに、約1年前に撮影した「ARROWS NX F-05F」の絵も引っ張り出してこよう。撮影時期は違うが、季節や天候はほぼ同じ。
ただし、滑り台のペンキが塗り直されたようで、滑り台の色が違うのはカメラのせいじゃない。地面を見てみると、F-04Gの方が赤みがかかってて土の色がきれいに出ているなどのちょっとした違いがあって面白い。
続いてあずまや。ここではHDRのオンとオフ両方で撮り比べてみた。オンオフは手動切り替えでメニューから選ぶ。
サムネイルで見るだけで、HDRをオンにすると白く飛んでた青空が復活していい感じになってるのが分かる。ただF-04GはリアルタイムHDRを採用しているためか、HDRをオンにして撮るとディテールが潰れてしまう。でもまあ2000万画素同士で見比べるからで、Webでの公開やSNSへの投稿なら何の問題もないレベルだ。
F-04Gは、4:3の2150万画素のセンサーを搭載しているが、カメラ利用時は5種類から画像サイズを選べる。フル画素を使う「20M最高画素」(5248×3936ピクセル)、フル画素のまま上下をトリミングして16:9にする「15Mワイド」(5248×2960ピクセル)、4K動画サイズの16:9にする「8Mワイド」(3840×2140ピクセル)、モニタのサイズに合わせる「画面ぴったり」(2560×1440ピクセル。ベタだけど分かりやすいネーミング)、そして300万画素相当の「SNS」(2048×1536ピクセル。SNS向きということだろう。今や300万画素が標準なのか)。まあ、8Mワイドサイズ以上なら問題はないだろう。
もうひとつ、最近恒例となりつつあるガスタンクの写真を。球形なのでグラデーションがきれいに出ているか、さらに遠景の人工建築物なので手すりやワイヤーなどディテールが出ているかなんかをチェックするのにいい。
で、HDRオフで撮ってみると、けっこう優秀。ディテールは思ったよりよく出ていた。
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