第7回 ATTTアワード発表 最優秀賞はメルセデス・ベンツ日本の「インテリジェントドライブ」

» 2016年03月18日 20時30分 公開
[園部修ITmedia]

 国際自動車通信技術展(ATTT)実行委員会は3月16日、「ATTTアワード」の表彰式を開催した。ATTTアワードは、クルマと情報通信の融合から生まれる新しいビジネスの創出を目指す展示会「国際自動車通信技術展」に合わせて実施される、モバイル、IT、モビリティの融合による技術革新によって開発された商品、サービスやソリューションを表彰するアワード。例年クルマやモビリティの未来を先取りした技術やサービスが受賞している。

 第7回となる今年のATTTアワードでは、2015年3月14日から2016年3月16日までに実際に販売されている商品、サービスを対象にエントリーを受け付け、各賞が選出された。

第7回 ATTTアワード 第7回 ATTTアワード 審査員と受賞者

 情報通信技術を用いて、安全・環境分野で革新的取り組みを行った製品/サービスを表彰する先進安全・環境技術部門は、ボルボ・カー・ジャパンの「XC90」が受賞した。世界初の安全装備、「インターセクション・サポート(右折時対向車検知機能)」が先進的である点などが評価された。

 自動運転の実現に寄与する機能や技術、自動車の高度な進化を推進させるAI関連技術などを対象に授与する自動運転/AI部門の賞を受賞したのはNVIDIA「DRIVE PX」。自動運転時代に、自動車の進化を加速させていくものとして、またさまざまな自動車メーカーが参画するプラットフォームとして最先端のものであることが評価され、受賞した。

 交通関連のアプリ市場において、先進的かつ画期的なスマートフォン・タブレット向けアプリを対象とするコンテンツ・サービス部門は、ナビタイムジャパンの「カーナビタイム」と「ナビタイムマイレージ」が選ばれた。有料サービスのカーナビアプリとポイントサービスを組み合わせたビジネスモデルが独創的である、という点が受賞理由だ。

 高齢化、過疎化などの社会的な課題に対し、ITを活用したサービスや技術などのソリューションを提供している企業、および団体を対象とした社会ソリューション部門は、東日本旅客鉄道「JR東日本アプリ」が受賞。列車、駅、構内すべてにおいて、自社の交通ビッグデータを活用し、高度な情報提供を実現している点が先進的であると評価された。

 そして、最優秀賞に輝いたのは、メルセデス・ベンツ日本の「インテリジェントドライブ」。「自動運転」というと最近やっと実現された技術のようにも思われているが、同社は2012年から実績があり、自動運転対応のクルマを一般に普及させてきた点が評価された。

 なお、ソラコムの「IoT通信プラットフォーム」は、IoT専用のMVNOであり、特に自動車に注力したインフラとして実績がある点を評価し、特別賞を受賞した。

審査委員長 夏野剛氏 ATTTアワード審査員長の夏野剛氏
第7回 ATTTアワード
授賞 対象企業、製品
先進安全・環境技術部門 ボルボ・カー・ジャパン「XC90」
自動運転/AI部門 NVIDIA「DRIVE PX」
コンテンツ・サービス部門 ナビタイムジャパンの「カーナビタイム」「ナビタイムマイレージ」
社会ソリューション部門 東日本旅客鉄道「JR東日本アプリ」
最優秀賞 メルセデス・ベンツ日本「インテリジェントドライブ」
特別賞 ソラコム「IoT通信プラットフォーム」
ATTTアワード 最優秀賞 ATTTアワード最優秀賞

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