今やコミュニケーションに欠かせなくなったLINEとスタンプ。お気に入りのLINEスタンプを送ったら相手の反応がいきなり微妙になったり、逆に相手から送られてきたスタンプを見て「この使い方はないわ……」と思ったりした経験はありませんか?
LINEスタンプの使い方やセレクトに「正解」はあるのでしょうか。”モテる”LINEスタンプとはどういうものなのか、これまで数々の女性を口説いてきたというナンパ師に聞いてみました。
LINEスタンプのセレクトと使用シーンのテクニックを聞いたのは、高橋ひろき(仮名)さん。埼玉県出身の20代で、大学時代にホストクラブでの勤務経験あり。ナンパ歴5年、落とした女性は3ケタに上ります。ナンパを始めるきっかけになったのは出会い系アプリを利用したことで、その後はストリートでもナンパをするようになったのだそう。
ナンパをした女の子とのLINEのやりとりは、「なんかこの人とは合わないな」と思われればすぐに既読スルー&未読スルーされてしまう手厳しいコミュニケーション。それをくぐり抜けるナンパ師は、どのようなLINEスタンプを使っているのでしょうか。
高橋 スタンプは、万人ウケしやすくて、食いついてくれる、使い勝手がいいものを選んでいます。ナンパして、LINEのIDをゲットして、「よろしく!」という感じのメッセージを送る。そのあとに「キモカワ」なスタンプを送っておく。「なにそれきもい笑」って返ってくればこっちのもんです。
キモカワの例として挙げられていたのは「ゆかいなエヅプトくんスタンプ(壁画ぽい版)」。ちょっと「ツッコミどころのある」スタンプで相手の反応を引き出して、コミュニケーションをスタートさせるのが目的。もちろん、その後のやりとりでも使えるようです。
高橋 ポイントはスタンプを小出しにしていくこと。わけわかんないスタンプはたくさん持ってたほうがいいですよ〜!
高橋 「キモカワ」だけじゃなくて、「ウザカワ」も大事。嫌味にならない程度にウザく、相手を小馬鹿にするスタンプは超使えます。ウザすぎるとイラつかせてしまうので、ある程度逃げ道を用意した冗談っぽいスタンプがいい。
高橋 僕は女の子にマウントをとられたら終わりだと思ってます。マウントを取りにくい相手でも、イチかバチかで最初から「上から」でぶっこむか、最初だけは下手に出て仲良くして、相手との距離を詰めにいきますね。ただ、本物の美人はチヤホヤされているので、少しでも生意気に行くとものすごく嫌われる。そういうときは仲良くなってからマウントを取りに行きます。
相手に対してマウントを取ることで、「この人は私よりも格上の人なんだ」と思わせ、その後の関係を優位に進めることをナンパ界の用語で「ネグ」と言います。賛否両論ある技術ですが、ナンパ師のLINEでは欠かせないもののようです。ちなみに、ネグが不発で相手が怒ってしまったらどうするのでしょうか?
高橋 普段は絶対謝らないけど、そういうときだけは素直に謝りますよ。「冗談でいつも笑ってくれるから調子のったわ……ごめん。本当はそんな二の腕プニプニとか思ってねえからな? じゃなきゃ、そんないじらないわ!」とか。
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