高橋 後は僕がよく使っているのは、心の汚い人にはアレに見えるスタンプ(笑)。ちょっとぶっこんだ下ネタや口説き文句を言ったあと、予防線的に使います。
高橋 こういう感じの使い方をすると、相手の嫌悪感が分かるんですよね。口説き文句をスルーしてスタンプにはカマトトっぽい反応してくると、本線からの会話をそらそうとしてると分かる。もろに「変な意味?笑」みたいに返してきたら食いつきがいいです。すかさず『アルビノたまちゃん』のコンボを決めていきます。
単に下ネタを放つのではなく、下ネタとスタンプで相手との距離感や感情を推し量るスタイルです。
高橋 ちなみに、相手の年齢によってもウケるスタンプは変わります。年下と同年代は「キモカワ」と「キモウザ」がいい。年上は、スタンプをそもそもあまり使わないか、かわいさオンリーのスタンプを使います。
高橋 もちろん、相手にあわせるのは基本! 夢見がちな子には「素直になるスタンプ〜大好きな君へ〜」、バンドの追っかけをしている子には「ギリギリバンギャスタンプ」。一時期はオタクの子は銀魂スタンプでだいたい乗り切れた。今だったらおそ松さんのスタンプが刺さりそうですね〜。
犬好きには犬スタンプを、猫好きには猫スタンプを。相手を知ることで、より効果的にコミュニケーションができると語る高橋さん。
高橋 スタンプというのは、何かレスポンスを求めて押すもの。ただかわいいから、かっこいいから、自分が好きだから……という理由でスタンプを使うのは自己満足。逆に、コミュニケーション性のあるスタンプは、どんな女の子に使ってもそこからの流れがある程度決まってくるもんですよ。
高橋さんは、そうやってLINEスタンプから発生する会話を、ある程度「型」にあてはめ機械的に同時進行していき、手応えのある子に対してはさらにアプローチをかけていく……という方法論を貫いているそうです。それはそれで虚無を感じます……読者の皆さんはこの虚無は見習わないで頂きたいところ。
高橋 ただ、こういうスタンプテクニックを気にするのは落とすまでです。スタンプはあくまでサブウェポン。メインウェポンは文章なんですよ!
結局、最後に”モテ”を生み出すのはメインウェポン。その発動をサポートするためにサブウェポンの手入れをしてみてはいかがでしょうか。
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