KDDIが7月1日に販売を開始した京セラの高耐久性スマートフォン「TORQUE G02」の新色「ブルー」。この発売に合わせて、「TORQUE」ユーザーを対象にした「au × TORQUEオーナーズイベント」が7月6日に開催された。1000人を超える応募者の中から、抽選で選ばれた41人だけが参加が許されたこのシークレットパーティに潜入してきた。
「TORQUE G02」は、防水、防塵(じん)、耐衝撃といった性能に加えて、世界初となる耐海水性能も備えた高耐久スマートフォンだ。ほかのスマートフォンにはないこのタフな性能を前面に打ち出したモデルは、高いオリジナリティーの世界観に魅了されたコアなファンから高い支持を得ている。
そんなTORQUEユーザーを対象にしたオーナーイベント「au×TORQUEオーナーズイベント」が、7月6日夜に開催された。6月初旬にTORQUEユーザーだけに案内されたこのイベントは、申込み時点でauのTORQUEを契約し、さらにauの契約期間が5年1カ月(61カ月)以上という20歳以上のユーザーにのみ応募資格が与えられた。約1週間の応募期間に1000人を超えるエントリーがあり、参加できたのはその中の41人だった。
会場には、京セラの歴代高耐久ケータイとスマートフォン、新しい高耐久スマートフォンのコンセプトモデルを展示。京セラがテクニカルスポンサーとなった、2016年ダカール・ラリーのホンダチームのラリーレイドバイクも展示されていた。
6つのテーブルに分かれた参加者は、まずTORQUEに対する思いを描いたフリップを手に自己紹介。TORQUEのオーナーであるという同じマインドがあるだけに、わずか5分という短い時間ではあるがすぐに打ち解けることができたようだ。
次に各テーブルへTORQUEの開発エンジニアが着席し、開発中のエピソードや苦労話を披露。逆に参加者からはTORQUEを使っている中で生まれた疑問や、次のTORQUEに対する要望などを熱心に語る姿が見られた。この日が初対面という参加者たちだったが、やはり同じTORQUEを持つ者同士。それぞれのテーブルで熱いTORQUE談議が交わされていたのがとても印象的だった。
イベント中盤には、京セラの開発エンジニア4人とKDDIのプロダクト担当者、そしてauデザインプロジェクトを立ち上げ、TORQUEのデザインディレクションを行ったKom&Co.Designの小牟田啓博氏がステージに登壇。TORQUEの開発コンセプトや開発秘話を熱く語った。
TORQUEのデザインについては、「京セラのデザインチームの提案に対して頑丈そうだがセクシーさがなかった。そこでモーターサイクルのデザインにヒントを得るようにと指示をした。特にその当時発売されたばかりのDucatiの『1199パニガーレ』を見てくるように、場合によっては買っちゃえ、とアドバイスした」と小牟田氏が披露。また京セラの通信戦略事業部デザインセンターでデザインを担当した岡部亮介氏は「エナジードリンクの1つとして知られる『モンスター・エナジー』の緑をイメージした、TORQUE G02のグリーンは、世界一丈夫なハードウェアに世界一発色のいい黄緑をと小牟田氏に指示され、調色現場まで出向いてもらうなど塗装表現に苦労した」と当時を振り返った。
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