「YOGA BOOK」は買い? 5万円台で未来を体験できる2in1タブレット(1/4 ページ)

» 2016年12月21日 07時00分 公開
[鈴木雅暢ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
ココが「○」
・低価格ながら斬新で高級感ある外観
・タッチキーボードとペンタブを両立
・ペンで紙に書くと同時にデータ化も
ココが「×」
・充電しながらUSB機器を接続できない

斬新なスタイルの2in1タブレット

 レノボ・ジャパンから登場した「YOGA BOOK」は、360度回転する10.1型の液晶ディスプレイを搭載した2in1デバイスだ。こう書くと、よくあるキーボード付きのWindowsタブレットを思い浮かべるかもしれないが、他と全く違う製品に仕上がっている。

 薄型軽量ボディーは独特のヒンジを搭載しており、洗練されたデザインが目を引く。それ以上にキーボード部に相当する「クリエイトパッド」が斬新だ。キートップがLEDで浮かび上がり、タッチセンサー式のキーボードとして使えることに加えて、上に載せて紙に書いた文字をリアルタイムでデジタル化できる「リアルペン対応のペンタブレット」としても使える。

 CPU(SoC)にはAtom x5-Z8550を採用し、プリインストールOSはWindows 10とAndroidの2種類があり、それぞれLTEモデルとWi-Fiモデルが用意されている。今回はWindows 10版(YOGA BOOK with Windows)のWi-Fiモデルを試用したので、実際の使い勝手や性能を検証しよう。

YOGA BOOK レノボ・ジャパンから登場した「YOGA BOOK」は、タッチキーボードとしてもペンタブレットとしても使える「クリエイトパッド」を搭載する斬新な2in1タブレットだ

洗練されたデザインの小さく薄く軽いボディー

 まず目を奪われるのが、独特なボディーのデザインだ。B5サイズ以下とフットプリントが小さく、厚さ9.6mm、重さ約690gという薄型軽量ボディーは、高級腕時計のメタルバンドのような繊細かつきらびやかな「ウォッチバンドヒンジ」を備えており、これまでのPCとタブレットとは明らかに異なる雰囲気を醸し出している。

 見た目は繊細に見えるが、ボディー、ヒンジのパーツともに剛性感は非常に高く、画面の角度も思い通りにしっかりと固定できる。かといってヒンジが曲げにくいということもなく、絶妙な調整だ。

 具体的な本体サイズは約256.6(幅)×170.8(奥行き)×9.6(高さ)mmで、重量は約690g。実測での重量はぴったり690gだった。

YOGA BOOK ボディーサイズは約256.6(幅)×170.8(奥行き)×9.6(高さ)mmで、重量は約690g。フットプリントは「9.7インチiPad Pro」より少し大きい程度だ。Windowsモデルのカラーはブラックのみ
YOGA BOOK 腕時計のメタルバンドのような「ウォッチバンドヒンジ」が印象的なビジュアル。閉じた状態ではアクセサリーのような雰囲気がある
YOGA BOOK ヒンジの角度は360度自在に調整でき、折り返せば「タブレット」のスタイルになる。いわゆる「スタンド」や「テント」といったスタイルでも活用できる
YOGA BOOKYOGA BOOK カラー違いのAndroidモデルも用意されている。写真のガンメタリックグレーのほか、シャンパンゴールドも選べる
YOGA BOOK Windowsモデル(左)とAndroidモデル(右)。電源オフの状態では黒い板が2枚つながっているかのような独特の外観だ。近未来のデバイスといった印象を受ける

薄型軽量ボディーでバッテリー駆動時間は公称約13時間

 充電はMicro USB 2.0ポート経由で行い、小型軽量のプラグ一体型ACアダプターが付属する。ただ、この他にUSB対応の周辺機器が接続できる端子はなく、充電中にUSB対応の周辺機器を利用できなくなるのは不便だ。

 USB Type-Cポートが1基しかない「12インチMacBook」のように純正アクセサリーやサードパーティーからアダプターなどが用意されていないため、状況はより深刻だ。Micro USB 2.0では技術的にもハードルが高く、今後も登場してくる望みは薄い。Bluetoothなどを活用し、USBに頼らずに運用するしかないだろう。

 Micro USB以外には、電源ボタン、ボリューム調整ボタン、Micro HDMI出力、ヘッドフォン/マイク兼用端子のほか、ピンで引き出すトレイ内にmicroSDメモリーカードスロット(SDXC対応)がある。また、Webカメラ(フロント200万画素/リア800万画素)も備えている。

 バッテリーの容量は公称スペックでは「8500mAh」と電流容量の仕様のみ表記されているが、Windows上のバッテリーレポートで確認した電力仕様はフルチャージ容量約30Wh、デザイン容量は約32Whだった。公称のバッテリー駆動時間は約13時間だ。

YOGA BOOK 前面にインタフェースやボタンは何もない
YOGA BOOK 背面のウォッチヒンジは高級感がある
YOGA BOOK 左側面にACアダプター接続用のDC入力を兼ねたMicro USB 2.0、Micro HDMI出力がある。ピンで引き出すトレイ内にmicroSDメモリーカードスロットもある。LTEモデルの場合は、SIMカードもこのトレイを使う
YOGA BOOK 右側面に、ヘッドフォン/マイク兼用端子、電源ボタン、ボリューム調整ボタンがある
YOGA BOOK Windows 10のロゴはもちろん、各種規格等の刻印もシールとなっている
YOGA BOOK 付属のACアダプターのサイズは、実測で約50(幅)×45(奥行き)×29(高さ)mm(突起部除く)。実測での重量はケーブル込みで83gだった
       1|2|3|4 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年09月21日 更新
  1. 「マイナポータルアプリ」が「マイナアプリ」へ刷新されて何が変わった? メリットや利用方法を解説 (2026年09月20日)
  2. iPhone 18 Proに保護フィルムを貼るとFace ID認証できない不具合 原因は“赤外線カメラの位置” (2026年09月19日)
  3. Androidでおサイフケータイを使いたくない理由 初期化で消えないデータと売却時の落とし穴 (2026年09月19日)
  4. フォルダブル歴5年の筆者も驚いた「iPhone Duo」の完成度 ソフトウェアの力で再定義できるか (2026年09月19日)
  5. 出そろった「iPhone 18 Pro」の価格を4キャリアで比較 ソフトバンクが衝撃の安さ、楽天モバイルが異例の施策 (2026年09月13日)
  6. 「おサイフケータイ」のリセット方法を改めてチェックする(新しめの機種限定) (2026年09月07日)
  7. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  8. IIJに聞く“eSIMサポート”の裏側 「つながらない」「消した」なぜ起こる? 現場が打つ次の一手 (2026年09月18日)
  9. 望遠レンズを手軽に使える、vivoのカメラフォン入門機「X300 FE」 (2026年09月20日)
  10. iPhone Duo、256GBで36万4800円は妥当な価格設定なのか――アップル離れを招きかねない「既存モデルの価格改定」 (2026年09月20日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー