NTTドコモの2017年夏モデルが発表された。5月25日から7月にかけて順次発売されるが、気になるのが価格。ドコモオンラインショップでの一括価格と、各種割り引き後の実質価格をドコモに確認したので、ここにまとめる。
2017年夏商戦に登場する新機種。左上から「Xperia XZs SO-03J」「Xperia XZ Premium SO-04J」「Galaxy S8 SC-02J」「Galaxy S8+ SC-03H」「AQUOS R SH-03J」「Galaxy Feel SC-04J」「arrows Be F-05J」「Disney Mobile on docomo DM-01J(新色)」「dtab Compact d-01J」まず一括価格は以下の通り。価格は税込。新規契約、機種変更、MNPいずれも変わらない。
最も高額なのは、6.2型ディスプレイを搭載したGalaxy S8+の11万8584円。一括10万円超えのスマホはiPhone 7の128GBモデルやiPhone 7 Plusの128GB、256GBモデルを除くと珍しいが、それらに匹敵するスペックを備えているということなのだろう。そう考えると、5.5型の4K HDディスプレイを搭載したXperia XZ Premiumが、Galaxy S8+より約2万5000円安い9万3960円(Galaxy S8と同額)なのは、お得という考え方もできる。Xperia XZsとAQUOS Rは8万円台で、ハイスペック機にふさわしい価格となっている。
安さで目立つのがarrows Beの2万8512円と、Galaxy Feelの3万6288円だ。これら2機種は、毎月1500円をずっと割り引く「docomo with」プランに対応していることもあり、お得に運用できる。docomo withは月々サポートとは異なり、「端末購入補助ではない」(ドコモ)ため、docomo withの割引額を引いて実質負担金を出すという計算は成り立たない、というのがドコモの考えだ。
それでも「docomo withの割り引き」を「端末購入補助の割り引き」と見なし、docomo withの月1500円×24回(3万6000円)を一括価格から引くと、arrows Beは−7488円、Galaxy Feelは288円になる。Galaxy Feelは25カ月目なら−1212円だ。これはスマートフォンの実質0円販売を禁止する総務省のガイドラインに抵触しないのだろうか。ドコモの考えに当てはめれば「実質0円」ではないが、実態は実質0円と変わらないともいえる。arrows Beは3万円を切っているので、そもそもガイドラインの対象にはならないが、Galaxy Feelはどうなのか……。といった疑問は少し残る。
続いて、月々サポート(24回分)または端末購入サポートを引いた実質価格は以下の通り。こちらは価格帯ということで、「税別、税込は加味していない」(ドコモ)とのこと。
Xperia XZs、Galaxy S8/S8+、Xperia XZ Premium、AQUOS RはMNPなら実質1万円台にまで優遇される。新規や機種変更だとGalaxy S8+の6万円台半ば、Galaxy S8の5万円台半ばが特に高い。arrows BeとGalaxy Feelは、一括価格=実質価格になるはずだ。
dtab Compactは既にドコモオンラインショップで価格が公表されている。端末購入サポートが3万4992円(税込、以下同)、月々サポートが1350円(×24=3万2400円)適用され、2年間で合計6万7392円もの割り引きを受けられるので、実質価格は−2万2032円となる。端末購入サポートの割り引きによって、一括でも1万368円で購入できるので、非常にお得な商品だといえる。
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