「キケン」だけれど「ギガ」のためにはつないじゃう? ノートン「フリーWi-Fi」意識調査(1/2 ページ)

» 2017年07月14日 19時40分 公開
[井上翔ITmedia]

 シマンテックは7月13日、同社が5月に実施した無料Wi-Fi(無線LAN)サービスに関するアンケート調査をまとめた「ノートンWi-Fiリスクレポート(2017年)」を公開した。

 接続時の暗号化がない無料Wi-Fiスポット(アクセスポイント)は少なくない。設定次第では、同じスポットに接続しているデバイスのデータを参照できてしまうこともある。さらに、悪意を持った第三者が個人情報を入手するために偽のスポットを「立ちあげる」こともある。無料だからといって安易に使ってしまうと、トラブルに巻き込まれてしまう可能性もあるのだ。

 その反面、「ギガが減る」ことを避けるために、若者ほど無料Wi-Fiサービスを積極的に活用する傾向にある。また、ローミング料金を節約するため、海外旅行客が無料Wi-Fiサービスを一生懸命探す姿も決して珍しいものではなくなった。

 そんな時代に生きる世界の人々、そして日本人はどのような意識を持って無料Wi-Fiサービスを使っているのだろうか。

「ギガが減る」ことを避けるために、若年層ほど無料Wi-Fiサービスを活用する傾向にあるが……

無料Wi-Fiサービスの「リスク」をより認知している日本人だが……

古谷尋マーケティング部長 レポートを解説するノートン事業統括本部の古谷尋マーケティング部長

 今回の調査は、不特定多数が無料で利用できる公衆Wi-Fiスポットを「フリーWi-Fi」と定義。その上で、日本を含む世界15カ国・地域に住む「モバイルデバイスを保有し、Wi-Fiを利用している18歳以上の一般人」を対象として5月18日から6月5日にかけてアンケートを実施した。対象者数は1万5532人(1地域当たり約1000人)で、男女比は半々となっている。

アンケート調査の概要 アンケート調査の概要

 まず、フリーWi-Fiの安全性について尋ねたところ、全体で約60%の人が「非常に安全」または「やや安全」と回答した。しかし、地域別に算出すると、日本ではそう答えた人が全地域の中で一番少ない約39%にとどまった。

 日本人は、他地域の人よりも無料Wi-Fiサービスに対するリスクをある程度認識しているようだ。

「安全だ」と答えた人の比率は対象地域で最小 フリーWi-Fiを「非常に安全」「やや安全だ」と答えた人の比率は、全体で約60%。しかし、日本に絞ると39%にとどまった

 次に、フリーWi-Fiを使ってセキュリティ上のリスクにつながり得ることをやったことがあるかどうか質問したところ、「したことがない」と回答した人の割合は全体で13%、日本に絞ると29%だった。

 ここでも、日本人は他地域と比べるとリスクを回避しようという意識が高いことが分かる。しかし、フリーWi-Fiの安全性に対する回答比率と合わせてみると、「危険性は分かっていても、フリーWi-Fiでリスキーなことをしてしまう人」も一定数存在することも明らかとなった。

リスキーなことをしている人 フリーWi-Fi上でリスクにつながることをした経験のある人は、日本人でもある程度いる

 さらに、アプリが安全に通信しているかどうか判別する方法(例:ブラウザなら「鍵マーク」が出ているか)を知っているかどうか尋ねたところ、全体では約4分の3、日本に絞るとそれを超える約84%の回答者が「知らない」と回答した。

 フリーWi-Fiのリスクはある程度認識している反面、アプリの安全性に対する認識はまだまだ十分とはいえないようだ。

安全な通信をしているかどうかを確かめる方法を知らない人が多い 安全な通信をしているかどうかを確かめる方法を知らない人は想像よりも多い
無料アプリの約3分の1は暗号化通信をしていない ノートンモバイルセキュリティの「Norton Mobile Insight」で解析したところ、Androidの無料アプリのうち約4分の1が暗号化(HTTPS)通信
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