インカメラにもF2.0のライカレンズを使用。2400万の高画素でセルフィーを楽しめる。背景をぼかしたり、「ビューティーモード」を使ったりできる「ポートレート」モードはインカメラでも利用でき、顔を立体的に認識してライティング効果を加える「3Dポートレートライティング」という新機能も楽しめる。これは、iPhone X/8 Plusの「ポートレートライティング」に対抗する機能といえる。
デジカメとして購入しても満足できそうなHUAWEI P20 Proだが、スマホとしての基本性能でも万全を期している印象。4000mAhのバッテリーを搭載し、30分で58%まで充電できる急速充電にも対応。IP67等級の防水・防塵(じん)にも対応。指紋認証に加えて、顔認証も利用でき、約0.6秒でロック解除できる。DSDS(デュアルSIMデュアルスタンバイ)は、どちらも4G VoLTEで待受可能。ステレオスピーカーを内蔵し、DOLBY ATMOSに対応。さらに、スマホでは初めてワイヤレスでハイレゾを楽しめるHWA(Hi-Res Wire-less Audio)に対応することも発表された。
スタンダードモデルに位置付けられるHUAWEI P20は、5.8型(1088×2244ピクセル)の液晶ディスプレイを搭載。P20 Proよりひと回り小さく、片手で操作しやすいサイズ感だ。CPUはP20 Proと同じAI専用NPUを内蔵したKirin 970で、メインメモリは4GBという構成だ。
P20とP20 Proとの大きな差分はカメラ。P20の背面カメラはデュアルカメラで、F1.8レンズ&1200万画素のRGBセンサー+F1.6レンズ&2000万画素のモノクロセンサーという組み合わせ。前モデルのHUAWEI P10もデュアルカメラだったが、レンズはどちらもF2.2で、1200万画素RGB+2000万画素モノクロという組み合わせだった。P20の画像センサーの大きさは1/2.3型で、P20 Proよりは小さいものの、他メーカーのハイエンドモデルを上回るスペックを実現している。
P20 Proと同じように、暗い場所でも明るく撮れることがセールスポイントで、手持ちで夜景がきれいに撮れる「夜間」モードも搭載。「スーパースローモーション」も撮影可能だ。インカメラはP20 Proと同じスペックで、新機能「3Dポートレートライティング」にも対応している。
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