「HUAWEI P20 Pro」のカメラは何が変わったのか? 実機をいち早く使ってみた(1/3 ページ)

» 2018年03月30日 16時20分 公開
[村元正剛,ITmedia]

 Huaweiは3月27日(現地時間)、フランス・パリで新製品発表会を開催。スマートフォンの最新フラグシップ「HUAWEI P20シリーズ」とポルシェデザインの新モデル「HUAWEI Mate RS」を発表した。

HUAWEI P20 1900年のパリ万博に合わせて建てられたという「グラン・パレ」で開催
HUAWEI P20 AIによる撮影画質の向上をアピール

 HUAWEI Pシリーズはデザインとカメラ性能に注力したシリーズで、上位モデルはライカと共同開発したダブルレンズを採用し、ライカが認める画質を実現していることがセールスポイントだ。今回発表された「HUAWEI P20」と「HUAWEI P20 Pro」もライカレンズを搭載。しかも、画像センサーを大型化し、低光量での撮影画質が向上。さらに、HUAWEI P20 Proは初めてトリプルレンズを搭載するなど、大幅な性能強化が図られている。

 発表会でプレゼンテーションを行ったCEOのリチャード・ユー氏は、そのほとんどの時間をカメラの説明に費やした。自身が撮影した作例を披露したり、iPhone XやGalaxy S9+との比較資料を掲示したりして、HUAWEI P20シリーズのカメラの優位性をアピールしていた。

HUAWEI P20 プレゼンテーションを行ったコンシューマー ビジネス グループのCEO、リチャード・ユー氏
HUAWEI P20 「HUAWEI P20 Pro」と「Galaxy S9+」の夜景作例の比較。P20 Proなら、もはや肉眼では見えない物や色まで捉えられると主張
HUAWEI P20 リチャード・ユー氏が自ら撮影した写真も公開し、誰でもキレイに撮れることをアピール
HUAWEI P20 国際的に信頼性が高いカメラ性能評価サイトで、高スコアをマークしたことも発表

 発表会の直後に、取材陣にはHUAWEI P20 Proのサンプル機が配られた。わずかな時間ではあるが、パリの街でいち早く使うことができたので、そのときに撮った作例も交えて、新モデルの特徴を紹介していきたい。

「HUAWEI P20 Pro」で夜景を撮ってみた!

 上位モデルのHUAWEI P20 Proは、6.1型(1080×2440ピクセル)の有機ELディスプレイを搭載。プロセッサにはAI専用のNPU(Neural-Network Processing Unit)を内蔵するKirin 970(2.36GHz×4 + 1.8GHz×4)を採用し、メインメモリは6GBという構成だ。

HUAWEI P20 左右のベゼルが細いため、画面サイズのわりにはスリムな印象
HUAWEI P20 背面パネルには光沢が強いガラスを使用し、リッチな手触り

 ディスプレイの上部は、インカメラの部分を避けるように切り欠き(ノッチ)が設けられている。一見、iPhone Xに似ているように思ったが、並べて比べてみると、P20 ProのノッチはiPhone Xよりかなり狭い。また、ノッチの左右を黒く表示して、ノッチが目立たない画面表示に切り替えることもできる。

HUAWEI P20 ノッチはiPhone X(右)よりかなり小さい
HUAWEI P20 ノッチが目立たない表示にも切り替え可能

 P20 Pro最大の特徴は背面のトリプルレンズカメラだ。本体を横向きにした状態の右からF2.4レンズで800万画素の3倍望遠カメラ、F1.8レンズで4000万画素RGBセンサーのメインカメラ、そしてF1.6レンズで2000万画素モノクロセンサーのカメラという構成になっている。

HUAWEI P20 カメラ部の役割
HUAWEI P20 望遠と標準のダブルレンズはやや出っ張っている

 スマホのカメラとしては最大級の1/1.7型の画像センサーを搭載し、デジタル一眼レフ並みの「102400」というISO感度を実現している。望遠カメラの追加により、ワンタッチで3倍ズームに切り替えられ、さらに5倍でも画質が劣化しない「ハイブリッドズーム」にも対応している。デジタルズームは最大10倍をカバーする。

HUAWEI P20 標準で撮影
HUAWEI P20 3倍ズームで撮影
HUAWEI P20 5倍ハイブリッドズームで撮影

 AIを用いた機能が導入されていることもHUAWEI P20シリーズの大きな特徴だ。カメラを向けるだけで、被写体や撮影状況を判別して最適な設定が行われるのだが、その自動判別は19カテゴリー、500以上の撮影シーンに及ぶという。

HUAWEI P20 背景をぼかせる「ポートレート」モードで撮影。撮影後にボケを調整できる「アパーチャ」モードも継承されている
HUAWEI P20 レストランで料理を撮影
HUAWEI P20 曇り空の夕刻に撮影。肉眼で見るよりも明るく撮れた

 さらに、AIを利用する手ブレ補正機能「AIイメージスタビライゼーション」も初搭載され、手持ちで夜景を鮮明に撮れる「夜間」モードも追加されている。

HUAWEI P20 夜のオペラ座を撮影。細部まで鮮明に撮れた
HUAWEI P20 「夜間」モードで撮影。4秒間の撮影後に、ブレのない明るい画像が合成される仕組み
HUAWEI P20 「夜間」モードで撮影。動く人だけをぼかすプロっぽい写真も撮れる
HUAWEI P20 「モノクロ」でも撮ってみた
HUAWEI P20 他のモデルと比べて、手ブレ補正の精度の高さを実感できるデモンストレーションも行われていた

 他に新機能として、動く被写体の動きを予測してピントを合わせる「4D予測フォーカス」、最大960fpsで撮影する「スーパースローモーション」にも対応。これらは競合他社の製品も搭載しており、それらに追随した形だ。

HUAWEI P20 カメラアプリの撮影画面。従来モデルでは上部に表示された「ワイドアパーチャ」アイコンはなくなり、撮影モードから「アパーチャ」を選択する仕組みに変わっている
HUAWEI P20HUAWEI P20 撮影モードの「その他」→「スロー」で、「スーパースローモーション」を選択できる(写真=左)。撮影画面の右の歯車のアイコンをタップすると「設定」画面が表示。カメラアプリのUI(ユーザーインタフェース)はかなり変更されている(写真=右)
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