発表会の最後にサプライズ的に発表されたのが、ポルシェデザインとのコラボによる「HUAWEI Mate RS」だ。ポルシェデザインモデルは、「Mate 9」と「Mate 10」でも採用された。主にビジネスマンをターゲットとする最上位の「HUAWEI Mateシリーズ」の特別仕様モデルという位置付けだろう。
6型で2K(2880×1440ドット)の有機ELディスプレイを搭載し、フロント面にノッチはなく、指紋センサーは背面に搭載。しかも、Huawei初となるディスプレイ内蔵型の指紋センサーも搭載しているので、どちらに触れてもスピーディーにアンロックできる仕組みだ。
カメラはHUAWEI P20 Proと同じ仕様で、背面には3眼カメラを搭載。しかし、背面パネルの中央に配して、シンメトリーデザインに仕上げている。
HUAWEI P20(4GBメモリ/128GBストレージ)は、グローバルでは3月27日から順次発売され、フランスでの価格は649ユーロ(約8万5000円)。HUAWEI P20 Pro(6GBメモリ/128GBストレージ)は4月6日発売で899ユーロ(約11万8000円)。HUAWEI Mate RSは、6GB/256GBモデルが1695ユーロ(約22万2000円)で、6GB/512GBモデルが2095ユーロ(約27万4000円)と、スマホとしてはかなり高額な設定になっている。
ファーウェイ・ジャパンに確認したところ、どのモデルについても日本での発売は「検討中」とのこと。前モデルのHUAWEI P10シリーズは、P10/P10 Plus、さらに廉価版もP10 liteまでフルラインアップで発売したので、HUAWEI P20/P20 Proは日本で発売される可能性が高いとみていいだろう。また、公式には発表されていないものの、「P10」や「P9」の流れを見ると、ライカレンズ非搭載の「HUAWEI P20 lite」も発売されるかもしれない。
ポルシェデザインのMate RSは、従来モデルも欧州と中国のみの販売だったので、今回も日本発売は期待薄。しかし、ハンズオン会場ではP20シリーズの人気を上回るほど、各国メディアの注目を集めていたので、グローバル展開がさらに広がる可能性もありそうだ。
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