Huawei「P20 lite」の兄弟機「nova 3e」が中国で発売 なぜ違う製品名に?山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2018年05月01日 06時21分 公開
[山根康宏ITmedia]

 ここのところ、毎月のように中国で新製品を発売しているHuawei。P20シリーズが華々しく発表されましたが、novaラインの新製品として「nova 3e」が発売されました。このnova 3eは、実はP20シリーズの兄弟機。海外ではほぼ同じスペックで「P20 lite」として登場する予定です。

Huawei かわいいスマホ、というイメージを出しているnova 3e

 中国のHuaweiの店では、パステルカラーにセルフィーの枠を模したディスプレイ台を置き、nova 3eをセルフィースマートフォンとしてアピールしています。P20やP20 Proもインカメラは2400万画素と高画質ですが、nova 3eも同じ画質。価格は64GBで1999元(約3万4500円)と2000元を切る安さながらも、きれいなセルフィーを撮れるのが売りです。

Huawei 低価格なセルフィースマートフォン

 ちなみにP20 liteはインカメラが1600万画素なので、P20シリーズの下位モデルという位置付け。ディスプレイは5.84型(1080×2280ピクセル)、プロセッサはKirin 659、メモリ4GB、ストレージ64GBまたは128GB。ディスプレイのアスペクト比は実はP20/P20 Proの18:9より縦長の19:9で、そのためか指紋認証センサーは背面に位置されています。

Huawei 指紋認証センサーは背面に。光沢ある美しい仕上げだ

 本体カラーは4色。バックパネルだけも展示されており、手軽に色の比較ができるようになっていました。最近のスマートフォンは黒や白といったオーソドックスな仕上げ以外も増えていますから、どの色を買うか悩ましいところ。こうして色を比較できるのはいいですね。

Huawei 本体カラーは4色。バックパネルで比較もできる

 novaシリーズは中国ではメジャーな存在になりつつあります。各社がセルフィー機能を強化したスマートフォンを大々的に出してきているからでしょう。P20の兄弟モデルとして売り出さないのも、「nova=セルフィー」をアピールしたいがため。このあたりのブランド戦略はなかなかうまいものです。

Huawei P20とは全く違うイメージで販売

 ちなみに、中国ではHuaweiブランドの体重計も販売されていました。Bluetoothでスマートフォンとつながります。この手の製品は各社から多数販売されていますが、Huaweiロゴ入りの体重計、同社のスマートフォンを使っているなら欲しくなりそう。日本でも発売してほしいですね。

Huawei Huaweiの体重計も販売されている

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