スマートフォンで流行しているサービスや使い方を、イマドキ女子の「美咲」が上司の課長に分かりやすく解説する連載「美咲が教える スマホ時代の歩き方」。前回はフリマアプリ「メルカリ」の独特な世界が判明しましたが、今回はどんな商品を出品すべきか、美咲が課長に実践的な内容を指南するようです。
美咲 課長ごちそうさまです♪ ガルボとクラフトボスのラテがあれば、午後の仕事も頑張れそう。
課長 いいよ……残金1700円だけど、メルカリでカメラ売るから……売るから……!!
美咲 ぜひメルカリデビューして、お小遣いを稼ぎまくってください。売れるのが楽しくなると、売れるものがないか家をいろいろ探したくなりますよ。あ、でも、初めのうちは価格設定を間違っちゃって、利益が残らないこともあるから気を付けてくださいね。これ、「メルカリあるある」です。
課長 それは不安だな。それに前よりは売れづらくなっちゃったんでしょ? メルカリで売りやすい商品とか、売れにくい商品のジャンルってあるの?
美咲 ありますよー! ここからはメルカリというか、フリマアプリ全般の話になりますけど。どれも簡単な理屈なので、すぐお小遣い稼ぎに生かせるはずです。
課長 それは気になる。カメラ以外も売りたくなってきたよ。
美咲 まず利益が出やすい商品って何だと思います?
課長 そうだな……単純に、もともとの単価が高いもの? 家電とか、ブランド物とか。
美咲 うーん、間違いではないですけど、もうちょっと視点を変えてみましょ。前回、販売手数料の話をしましたけど、取引が成立したら、それ以外にかかるお金がありますよね。
課長 なんだろう、出品料とか?
美咲 出品料はかかりません! 答えは送料。
課長 送料かぁ。僕がオークションサイトを使っていたときは、送料は基本的に落札者負担にしていたからなぁ。メルカリでも購入者負担にできないの?
美咲 設定できますよ。でもメルカリでは出品者負担の方が多いし、その方が売れやすいです。だから送料込みの値段で、手数料と送料を踏まえた価格設定にしておかないと、特に最初のうちは利益ゼロどころかマイナスになっちゃいますよ。
課長 何てこった。でも販売手数料と送料が引かれるなら、なおさら単価の高い商品の方がいいんじゃないの?
美咲 そうなんですけど、商品が大きかったり重かったりすると、そのぶん送料もかかるじゃないですか。だから正解は、「単価が高くて、サイズが小さいもの」が一番利益を出やすい商品ジャンルです。課長の答えは△!
課長 惜しかった! でもそのポイントさえ抑えておけば、フリマアプリで売るべき商品が分かってくるね。……具体的に挙げると例えば?
美咲 分かってないじゃないですか(笑)。女性視点ですが、例えばコスメや香水、パウチに入ったサンプルのセットなんかは鉄板です。デパコスなら、手のひらサイズで定価が5000円以上するものも少なくありません。メルカリでは人気ジャンルの1つで、新品だけじゃなくて使いかけのコスメもたくさん出品されていますよ、ほら。
課長 えっ、使いかけ!? 化粧品って肌に触れるものでしょ。赤の他人が使ったもののお下がりなんて、ちょっと嫌だなあ。
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