大きく、柔らかな印象になった「Apple Watch Series 4」実機レポート

» 2018年09月14日 10時44分 公開
[石野純也ITmedia]

 9月12日(現地時間)に米クパチーノのApple本社で開催されたイベントでは、iPhoneだけでなく、Apple Watchの新モデルとなる「Apple Watch Series 4」も発表された。

 これまで3世代にわたって続けてきたデザインをリニューアル。ディスプレイサイズを大型化し、38mmは40mmに、42mmは44mmになった。ここでは、そのApple Watch Series 4を写真とともにチェックしていきたい。

Apple Watch Series 4 デザインをリニューアルした「Apple Watch Series 4」

 一目で分かるのは、サイズが大きくなり、文字などの細かな情報がより見やすくなったことだ。両サイズともに30%以上大画面化しているため、ミリ単位にするとわずかかもしれないが、視認性に与える影響は思った以上に大きい。

Apple Watch Series 4 筆者所有の38mmと、40mmを比較した。サイズがアップし、文字も見やすくなっている

 また、これまでのApple Watchはディスプレイの上下左右がカーブしていたが、表示領域そのものは真四角だった。これに対し、Series 4は、iPhone X以降のiPhoneと同様、ディスプレイの四隅が丸みを帯びている。この影響もあってか、より柔らかい印象を与えていると感じた。

Apple Watch Series 4 ディスプレイの四隅が丸くなっていることが分かる

 デザイン面では、時計の竜頭を模したデジタルクラウンのカラーリングも変化している。Series 3から、eSIMに対応したモデルのみ、デジタルクラウンの中央部分が赤くなっていたが、Series 4では赤が縁取りのみになっており、中央部分はケースの色に合わせられている。赤の面積が広く、ちょっと目立ち過ぎていると感じていた人にとっては、うれしい変更といえる。

Apple Watch Series 4 セルラーモデルのデジタルクラウンは、円の周囲が赤で、Series 3よりさりげなくなった

 また、側面を見ると分かるが、デジタルクラウンの下に、マイクのような穴がある。従来は全て反対側の側面に集約されていたものだが、Series 4ではスピーカーとマイクを離して配置。これによって、スピーカーの音量が上がるなどのメリットが生まれている。残念ながら発表会では音量まで聞く余裕がなかったため、どこまで聞きやすくなっているのかは確認できていないが、Siriや電話が使いやすくなりそうだ。

Apple Watch Series 4
Apple Watch Series 4 マイクとスピーカーが両サイドに配置されるようになった

 アルミケース、ステンレススチールそれぞれのケースに新カラーも加わった。アルミはPink Sandと、ステンレススチールはGoldと呼ばれるが、どちらも色合いはゴールドに近い。同時に、ゴールドのミラネーゼループも発売される。これをPink SandやGoldのケースに装着すると、ゴージャス感が出る。世代交代するごとに、フィットネス色が強くなっていたApple Watchだが、新色はアクセサリー感覚で身に着けられそうだ。

Apple Watch Series 4 新色のPink Sand。ピンクという名称だが、ゴールドに近い色合いだ
Apple Watch Series 4 こちらはステンレススチールのGold。アルミのケースよりも輝きがあり、ゴージャスな印象を与える。ミラネーゼループにも、Goldが追加された

 Apple Watch Series 4では、Nikeの「Apple Watch Nike+」や、老舗ブランド・エルメスとのコラボレーションモデルとなる「Apple Watch Hermes」も合わせて発売される。Apple Watch Nike+は、Sport Loopが新しくなっており、暗い場所で光を反射するという。夜のランニングなどに重宝しそうだ。Apple Watch Hermesには、新たなバンドとして、上下でカラーが異なるモデルが用意されている。文字盤もツートンカラーになっており、バンドと色味をそろえた格好だ。

Apple Watch Series 4
Apple Watch Series 4 Nikeやエルメスとのコラボレーションモデルも発売される

 こうしたデザインの変更を踏まえ、端末に内蔵される文字盤も新しくなっている。四隅のカーブに合わせてコンプリケーションを配置した文字盤は、コンプリケーションの数自体も8つあるなど、情報量が増えている。一方で、呼吸Appのエフェクトをモチーフにした、シンプルな文字盤もプリインストールされている。

Apple Watch Series 4
Apple Watch Series 4
Apple Watch Series 4
Apple Watch Series 4
Apple Watch Series 4
Apple Watch Series 4 ディスプレイの形状やサイズに合わせ、文字盤にも新たなものが追加されている

 一方で、売りの1つである心電図を測定する機能は、展示機では利用できなかった。会場の説明員によると、この機能にはソフトウェアアップデートで対応するという。ただし、医療機器として各国の規制当局から認可を得る必要があるため、米国以外での展開予定は発表されていない。また、会場の都合もあって、転倒検知機能も試せなかったことも合わせてお伝えしておきたい。

(取材協力:アップルジャパン

ニュース解説番組「NEWS TV」で記事をピックアップ

ITmedia NEWS編集部がYouTubeでお届けするライブ番組「ITmedia NEWS TV」で、この記事を取り上げています。ぜひ視聴・チャンネル登録をお願いします。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年02月10日 更新
  1. 「iPhoneの調子が悪いです」の文言、なぜアイホンのFAQに? 実はAppleと深く関係 (2026年02月08日)
  2. 総務省有識者会議が「手のひら返し」な我が国への示唆――日本を国際標準から遅れさせたのは自らの愚策のせい (2026年02月08日)
  3. 「東京アプリ」で1.1万円分をゲット、お得な交換先はどこ? dポイント10%増量+楽天ペイ抽選が狙い目か (2026年02月05日)
  4. KDDI、楽天モバイルとの「ローミング重複エリア」を順次終了 松田社長が言及 (2026年02月06日)
  5. 楽天モバイル、1000万回線突破も残る「通信品質」の課題 5G SAの早期導入とKDDIローミング再延長が焦点に (2026年02月07日)
  6. Googleが台湾のPixel開発拠点を公開 「10 Pro Fold」ヒンジ開発の裏側、“7年サポート”を支える耐久テスト (2026年02月09日)
  7. 東京アプリ、PayPayがポイント交換先に追加される可能性は? 広報に確認した (2026年02月05日)
  8. ソフトバンク、短期解約を繰り返す「ホッピングユーザー」を抑制 その理由は? (2026年02月09日)
  9. 東京アプリ、PayPayとWAON POINTをポイント交換先に追加 交換時期は「決まり次第案内」 (2026年02月09日)
  10. 「小型iPhone SEを復活させて」──手放せない理由SNSで話題 どこが“ちょうどいい”と評価されるのか (2025年11月29日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2026年