両機種がプリインストールするAndroid 9.0(Android P)では、使いすぎ防止機能「Digital Wellbeing」が目玉となっている。寝る時間に合わせて画面をモノクロにする「おやすみモード」や、アプリの利用時間を制限できる「アプリタイマー」など、文字通り“デジタル時代の健康”を手助けしてくれる。
ただし、この機能は現時点ではPixelスマホ限定のβ版となっている。両機種でもそれは例外ではなく、発売時点ではβ版として提供される予定だ。
冒頭にも述べた通り、日本で販売される両機種はおサイフケータイ対応の独自モデルとなる。おサイフケータイアプリと、おサイフケータイ対応の「Google Pay」アプリがプリインストールされている。
おサイフケータイの機能は、従来のAndroidスマートフォン用のそれと基本的には変わりない。Google Payアプリ上では「楽天Edy」「nanaco」「WAON」「Suica」「QUICPay+」を取り扱い可能で、QUICPay+以外のサービスについてはそれぞれの専用アプリからもコントロールできる。
一方、Google Pay非対応のおサイフケータイサービスは、「おサイフケータイWebプラグイン」または専用アプリから利用できる。NTTドコモの「iD」は、SIMロックフリー端末向けアプリをインストールすることで利用できる見通しだ。
日本で販売される両機種のモバイル通信における対応規格と周波数帯(Band)は以下の通り(太字のBandは4×4 MIMO対応)。
LTE通信では最大5波のキャリアアグリゲーション(CA)に対応しており、最大通信速度は下りが1Gbps、上りが75Mbps(共に理論値)となる。ただし、最高通信速度はキャリアや契約内容によって変動する。
両端末はGoogleストア(Web直販)に加え、NTTドコモとソフトバンクからも発売される。販路を問わずハードウェア仕様は同一だが、NTTドコモとソフトバンクの販売分にはSIMロックがかかっている(もちろん、条件を満たせば解除可能)。
一方、現時点においてau(KDDI・沖縄セルラー電話)では両端末を販売する予定はない。ただし、auネットワークにおけるIOT(相互接続試験)には音声通話(VoLTE)とデータ通信ともに合格しているため、au回線やau回線を利用するMVNOサービスでも利用はできる。
本体の外部接続端子はUSB Type-Cのみとなり、3.5mmイヤフォンマイク端子は備えない。付属のヘッドフォンアダプターを介して3.5mm径のイヤフォンを接続できる。
SIMカードはNanoサイズのものを1枚搭載できる。
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