グーグルがAndroid Pで「スマホ中毒対策」に乗り出す――ファミリーアカウント開始で「子供に優しいスマホ」になれるか:石川温のスマホ業界新聞

» 2018年05月18日 10時00分 公開
[石川温]
「石川温のスマホ業界新聞」

 今回のGoogle I/Oで、グーグルはやたらと「Digital Well-being」という言葉を使い始めた。これからは「健全なデジタルライフ」を送るべきとでも言えるだろう。

この記事について

この記事は、毎週土曜日に配信されているメールマガジン「石川温のスマホ業界新聞」から、一部を転載したものです。今回の記事は2018年5月12日に配信されたものです。メールマガジン購読(月額540円・税込)の申し込みはこちらから。


 このDigital Well-beingを実現するため、Android Pでは、「ダッシュボード」として、アプリの実使用時間を確認できるようになっている。実際、どれくらいアプリを使っているかを可視化することで、使いすぎを防ごうというわけだ。

 さらに注目なのが、「App Timer」機能で、予め設定した時間、アプリを使ってしまうと、アプリのアイコンが白黒になってしまい、使えなくなってしまうようになっている。強制的にアプリを使わないようするというわけだ。

 おそらく、この手の機能は、大人であれば自分で設定を変えてしまうことができるわけで、あまり意味が無い。

 やはり、この機能に期待したいのは「子どものスマホ利用」ではないだろうか。

子どもにスマホを与える場合、日本では各キャリアが配布している「あんしんフィルター」というアプリが存在する。名前こそ一緒だが、機能などは異なっており、メディアとしては「まとめて紹介する」というのが難しかったりする。

 ちなみに、Googleアカウントは、これまで13歳未満は取得できなかったが、先日、日本でも「ファミリーアカウント」が開始となり、13歳未満でも取得が可能となった。ファミリーアカウントにより、Google Playからダウンロードするアプリを保護者が許可(あるいはブロック)できたり、1日の使用時間や利用できない時間の設定が可能となっている。保護者の端末から、子どもの各アプリの利用状況を確認することもできる。

 また、先頃発売された家庭向けWi-Fiルーターである「Google Wi-Fi」ではFamily Wi-Fi機能により、特定の端末に対して、決められた時間帯にネットに接続できないよう制限をかけられるようになっている。

 今回、グーグルは機能的にスマホ中毒に歯止めをかけるような機能を盛り込んできたが、やはりユーザーに認知されないと意味が無い。

 グーグルは機能強化だけでなく、「どの機能をどのように使えば、子どもをスマホ中毒から守れるか」といった啓蒙活動も一緒にやっていく必要がありそうだ。

© DWANGO Co., Ltd.

アクセストップ10

2026年10月09日 更新
  1. 資産3000万円以上が対象 MUFG「エムット」最上位サービスと“年会費無料”アメックス・プラチナの魅力とは (2026年10月08日)
  2. 楽天モバイルの「ローミング継続」条件は本当に「エリア外」だけ? 2社のマップから見えた“食い違い” (2026年10月08日)
  3. 新コード決済「teppay」はどこで使える?  エキナカ施設からコンビニ、ファミレス、ECまで一挙案内 (2026年10月07日)
  4. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  5. フリービット創業者の石田宏樹CEOが辞任 子会社の株式取得で「利益相反」などの指摘を受け (2026年10月07日)
  6. KDDIのローミング縮小でも「やめる理由にはならない」 楽天モバイルユーザー4人が語る本音と“経済圏”の囲い込み (2026年10月05日)
  7. Boseが有線イヤフォン市場に再参入 ノイキャン搭載で約1.7万円の「Bose Noise Cancelling Wired Earbuds」 (2026年10月08日)
  8. Xperia純正充電器がソニーストアから消える 今後は「出力30W以上のUSB Power Deliveryに対応した充電器の使用を」 (2026年10月07日)
  9. ファミマのゆうちょATM約5400台が営業終了へ  2027年1月から順次 (2026年10月07日)
  10. 富裕層向けカードの潮流が変化 アメックス、三井住友、ダイナース、ラグジュアリーカードが狙う“特別な体験価値”とは? (2026年09月22日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー