OPPO Japanが10月19日、SIMロックフリースマートフォン「Find X」を発表。11月上旬以降に発売し、10月19日に予約を開始する。市場想定価格は11万1880円(税別)。ビックカメラ、ヨドバシカメラ、ヤマダ電機、ノジマの家電量販店、IIJmio、楽天モバイル、Amazon.co.jpなどで取り扱う。カラーはワインレッドとサイレントブルーの2色。
Find Xは、OPPOのフラグシップスマートフォン。海外では既に販売されており、その日本導入が決まった形だ。最大の特徴は、本体内部からカメラがスライドして現れる機構だ。カメラを使っていないときは、アウトカメラとインカメラいずれも内部に隠れており、カメラを起動すると、本体上部から自動でカメラが現れる。
この機構によって、ディスプレイ上部にノッチ(切り欠き)を作る必要がなくなり、正面はほぼ全画面といえるデザインを実現。画面占有率は93.8%に及ぶ。ディスプレイは6.4型、フルHD+(1080×2340ピクセル)の有機ELを搭載。アスペクト比は19.5:9と縦長だ。
アウトカメラは1600万画素と2000万画素のデュアルレンズ。2000万画素のサブカメラを深度測定用に用いることで、被写体の背景をぼかせるようになる。
2500万画素のインカメラは3D顔認証に対応しており、深度を測って顔の特徴を分析することで、立体感を出しつつ自然に仕上げられるとしている。被写体の周辺にさまざまな照明効果を加えられる「3Dライティング機能」や、296箇所の顔の特徴をスキャンし、800万通りの美顔データから最適な補正をプラスする「AIビューティー機能」にも対応している。
ロック解除には、指紋認証に変わって3D顔認証を採用。顔の1万5000箇所を3Dスキャンすることで細かな凹凸を含めた顔データを登録でき、指紋認証よりも20倍安全だとしている。ロック画面をスワイプすると、インカメラが瞬時に起動してロックを解除できる。
OPPO独自の高速充電「VOOC」は「SUPER VOOC」へと進化し、付属のACアダプターとMicro USBケーブルを使えば、35分でフル充電できるようになる。1700mAhのバッテリー2つに電圧を分散しながら効率的に充電できるという。プロセッサはQualcommのSnapdragon 845、メインメモリは8GB、内蔵ストレージは256GB。外部メモリスロットは搭載していない。OSはAndroid 8.1で、OPPOが独自にカスタマイズした「ColorOS5.1」を採用する。
nanoSIMを2枚挿せるデュアルSIMとなっており、どちらのSIMもVoLTEで待受ができる「DSDV(デュアルSIM、デュアルVoLTE)」をサポートしている。防水やおサイフケータイ(FeliCa)には対応していない。
【更新:2018年10月19日15時9分 実機の写真を追加しました。】
機種名 | Find X |
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メーカー | OPPO |
OS | Android 8.1 |
プロセッサ | Snapdragon 845 |
メインメモリ | 8GB |
ストレージ | 256GB |
外部メモリ | − |
ディスプレイ | 約6.4型フルHD+ 有機EL |
解像度 | 1080×2340ピクセル |
バッテリー容量 | 1700mAh×2(3400mAh相当) |
アウトカメラ | 有効約1600万画素CMOS+有効約2000万画素CMOS |
インカメラ | 有効約2500万画素CMOS |
ボディーカラー | ワインレッド、サイレントブルー |
サイズ | 約74.2(幅)×156.7(高さ)×9.6(奥行き)mm |
重量 | 約186g |
対応バンド | FDD-LTE:B1/2/3/4/5/7/8/12/13/17/18/19/20/25/26/28/29/32/66 TD-LTE : B34/38/39/40/41(2496-2690MHz) |
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