コラム
» 2019年01月30日 15時25分 公開

ドコモ、au、ソフトバンクの2019年学割を比較 大容量、小容量プランで安いのは?

携帯電話キャリア各社から、毎年恒例の「学割」が提供中。今回はドコモ、au、ソフトバンクの大手3社の学割の内容を比較。大容量プランと小容量プランで計算してみた。

[房野麻子,ITmedia]

 携帯電話キャリア各社から、毎年恒例の「学割」が発表された。今シーズンも2018年12月中から早期に受付を開始している。今回はNTTドコモ、au、ソフトバンクの大手3社の学割の内容を確認し、大容量プラン・最小プランで契約した場合の料金を比較してみた(価格は税別)。

学割 「ドコモの学割」
学割 「auゼロ学割」
学割 ソフトバンクの「学割放題」

ドコモは1年間、他2社は3カ月の割引期間

学割 3キャリアの学割内容

 3社とも学割対象者は25歳以下で、MNPを含む新規契約、機種変更、契約変更の際に適用できる。割引期間と割引額で各社に差があり、ドコモは割引額が1500円と少ないが1年間割引が続く。auとソフトバンクの学割は3カ月間のみだ。ソフトバンクは、ウルトラギガモンスター+を選んだ場合に4500円引きと、3社で最も割引額が多い。

 auはピタットプランを選んだ場合に1980円引き、フラットプランを選んだ場合に2020円引きと割引額が異なる。また、auは25歳以下が選べる容量5GBの「auフラットプラン5(学割専用)」というプランを追加していて、選択肢は多くなったが、少し複雑になった印象だ。

 ドコモとauは学割対象者の家族にも特典がある。ドコモはdポイントが進呈され、auは同時に対象プランを申し込むことで同様の割引が受けられる。ソフトバンクは通常の「みんな家族割+」が適用されるので、2人なら500円、3人なら1500円、4人以上で2000円の割引となる。

 学割対象者の割引総額が最も大きいのが(申し込み当月の日割りの割引を除いても)ドコモ、少ないのがauのゼロ学割となる。なお、家族の特典を含めて考えると、家族の人数が多いほど割引総額は多くなる。

学割 学割の割引総額

大容量プランで最も料金が安いのはau

 実際にどのキャリアが安くなるのかを計算してみた。今回は新規契約の場合で、端末代や固定回線の契約は考慮していないため、端末購入や固定回線に付随する割引は除いた。また、auの「スマホ応援割」やソフトバンクの「1年おトク割」も基本的にキャンペーンであり、過去に適用されたことがない人のみの割引なので除外している。純粋に携帯電話の通信料を計算した。

 まずは、学生はデータ通信をたくさん使うとされているので、20GB以上の大容量プランを契約した場合を計算してみた。

学割 大容量プランと学割の組み合わせ

 3カ月までの通信料金が一番安いのはau、高いのはドコモとなった。しかし、それ以降はドコモも健闘。2年目もauが最も安いが、ドコモとソフトバンクは大差ないという結果になった。ただ、ドコモは親回線のデータ容量を家族で分け合うシェアパックがあり、これを利用すると子回線のデータ利用料は月額500円で済ませられるので、トータルではauよりも安くなる場合がある。

 また、ソフトバンクはデータを1カ月50GBまで使える(2019年4月7日までは上限なしで使い放題)が、他社は20GBなので2倍以上の差がある。さらにYouTube、TVer、TikTokなどの動画SNSを利用した際のデータがカウントされない。ほぼ無制限のような感覚で心置きなくデータ通信できるという意味で、お得度は高い。

小容量プランで最も料金が安いのは?

 次に、最も容量が小さいプランで比較してみた。各社とも段階制プランでデータ量が1GBまでの料金を設定しており、これだと各社とも1カ月5000円以内で使える計算になった。

学割 小容量プランと学割の組み合わせ

 ここでも、最も安く使えるのはauだが、もともとの金額が少ないので、それほど差は大きくない。また、昨今のユーザーのスマホの利用方法を考えると、1GBはかなり少ない容量だ。これらのプランは1GBを超えると次の段階の料金に自動的にアップしてしまうので、そのまま通信していると、どんどん料金が上がって高額になってしまう可能性がある。使い方に注意が必要だ。


 今回は純粋に通信料だけを計算したので、他に割引が適用されればもっと安くなり、逆に端末代が加算されればもっと高額になる。また、auとソフトバンクの学割適用期間は3カ月だけだ。4カ月目には3000円以上、金額が上がってしまうプランもあるので、びっくりしないようにしたい。

 ドコモの1年間はまだしも、3カ月程度の割引期間だと「学割」という印象は薄いというのが正直な感想だ。3年間割引していた時代もあったので、その頃と比べるとずいぶんパワーダウンしてしまった。また、勉強で使うアプリを無料にするといったような工夫も必要ではないかという意見もある。現在のような単なる春の割引キャンペーンといった内容であれば、25歳以上も割引が欲しいと感じた。

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