根強いファンの多いコンパクトスマホとして、シャープが「AQUOS R2 compact」を投入。現在はソフトバンク向けモデルとして販売中だが、SIMロックフリーモデルの展開も検討されている。
コンパクトスマホは、片手持ちやすくSNSなどの文字入力が楽なスマホが欲しい人から、電話やメール、グループウェアに素早く対応したいビジネスパーソンまで、幅広いユーザーにオススメできる。そんなAQUOS R2 compactの使い勝手やハイエンドならではの実力を見ていこう。
まずはAQUOS R2 compactのコンパクトさと、ハイエンドといえる全体のスペックを駆け足で見ていこう。
ディスプレイは5.2型のフルHD+(1080×2280ピクセル)で、上下ノッチ付きの液晶だ。縦長にすることで小型ながら広い面積を確保した。発色も液晶としては鮮やかで、屋外でも見やすい。HDRムービーの再生にも対応する。また、パネルにはシャープ製の倍速120Hz駆動に対応したハイスピードIGZOを採用しており、アプリによってはこの機能をオンにすることで、より滑らかな画面スクロールが可能になる。
本体サイズは64(幅)×131(高さ)×9.3(奥行き)mm。今どきのハイエンドスマホの横幅は70mm前後かそれ以上が大半で両手持ちが前提のなか、AQUOS R2 compactは片手持ちかつ親指だけでの文字入力がかなり楽なサイズとなっている。また、重量135gとハイエンドスマホとしてはかなり軽量だ。同様のコンセプトである「Xperia XZ2 Compact」の168gは見た目の割に重たいが、AQUOS R2 compactはポケットなどに入れても持ち歩きやすい。
カメラは2260万画素、インカメラは800万画素。プロセッサには最新ハイエンドのSnapdragon 845を搭載しメモリは4GBだ。ストレージは64GBでmicroSDXCも利用できる。バッテリー容量は2500mAhだ。
この他、指紋認証センサー、顔認証、おサイフケータイ、IPX5/IPX8の防水、IP6Xの防塵(じん)に対応。イヤフォンジャックも搭載する。やや気になるのは、内蔵スピーカーがモノラルなのと、フルセグとワンセグに対応していないことぐらいだ。コンパクトサイズに、最新ハイエンドスマホが持つもほぼ全ての機能を搭載したモデルといっていい。
【訂正:2019年2月1日13時40分 初出時に「モノラル端子」と説明していた箇所は、正しくは「モノラルスピーカー」です。おわびして訂正致します。】
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