折りたたみスマホにHuaweiも参戦 5G対応「HUAWEI Mate X」登場 価格は2299ユーロ(約29万円)MWC19 Barcelona

» 2019年02月24日 22時45分 公開
[井上翔ITmedia]

 Huaweiは2月24日(中央ヨーロッパ時間)、スペイン・バルセロナで折りたたみ式5Gスマートフォン「HUAWEI Mate X(メイトエックス)」を発表した。ユーロ圏での想定販売価格は2299ユーロ(約29万円)で、2019年半ばに発売する予定だ。

【更新:23時45分】詳細を追記し、画像を追加しました

Mate X HUAWEI Mate X
Mate X 閉じた様子(6.6型側)
Mate X 開いた様子
Mate X 開いた際の背面

 Mate Xは画面を外側に出すタイプの折りたたみ(フォルダブル)形状をしていることが特徴。ディスプレイは8型有機EL(2480×2220ピクセル)で、折りたたみ状態では前面側が6.6型(1148×2480ピクセル)、背面側が6.38型(892×2480ピクセル)の「デュアルディスプレイ」として利用できる。

 ヒンジ部は100以上の可動部品で構成されていて、開いた時も折りたたんだ時も「フラット」で利用できる。

画面 画面は3形態で利用可能
折りたたみ時 折りたたんでも「フラット」

 プロセッサは自社開発の「Kirin 980」(CPU部は2.6GHz 2コア+1.92GHz 2コア+1.8GHz 4コア)で、同じく自社開発の5Gモデム「Balong 5000」と組み合わせている。

 SIMカードはNano SIMのデュアル構成に対応しており、第1スロットのSIMカードが5G対応となる。第2スロットはLTE(4G)までの対応で、排他でHuawei独自の外部メモリカード「NM Card」を搭載することもできる。

 5Gは下り最大4.6Gbps(Sub-6GHz帯における理論値)に対応しており、mmWave(30GHz以上の帯域、いわゆる「ミリ波」による)通信にも対応している。Wi-Fi(無線LAN)はIEEE 802.11ac/a/b/g/n(2.4GHz帯・5GHz帯)で通信可能。Bluetooth 5.0にも対応している。

Balong 5000 プロセッサはMate 20 Proと同じKirin 980。そこに独自の5GモデムであるBalong 5000を組み合わせている
デュアルSIM デュアルSIMに対応。第1スロットは5G対応、第2スロットはSIMカードと排他でNM Cardを搭載できる

 メインメモリは8GB、内蔵ストレージは512GBを備える。外部ストレージとして最大256GBのNM Cardを搭載できるが、先述の通り2枚目のSIMカードと排他となる。

 カメラはLeica(ライカ)とのコラボレーションで、4000万画素の広角カメラ、1600万画素の超広角カメラと800万画素カメラのトリプル構成となっている。自撮りは本体を折り曲げて背面側のディスプレイを使って行う。背面側のディスプレイは、撮られる側のライブディスプレイとしても活用可能だ。

自撮り 折りたたんで背面側のディスプレイを使うと、トリプルカメラで自撮りOK
ミラーショット ミラーショットを使うと、背面側のディスプレイで撮られる側もライブプレビューを見られる

 バッテリーは4000mAhで、Huawei独自の急速充電技術「HUAWEI SuperCharge」に対応している。外部接続端子はUSB 3.1 Gen1(USB 3.0) Type-Cとなる。

 ボディーサイズは、画面を開いた場合が162.2(幅)×161.3(高さ)×5.4〜11(奥行き)mm、閉じた場合が78.3(幅)×161.3(高さ)×11(奥行き)mmとなる。奥行きの最厚部分には、USB Type-C端子やカメラが収まっている。本体重量は約295gだ。ボディーカラーはInterstellar Blueのみとなる。

SuperCharge HUAWEI SuperChargeに対応。55W入力時は、バッテリーを使い切った状態から30分から85%まで充電できる

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