「ローソン」アプリは、お得情報の取得や店舗検索など、他社と同じようなことができるが、アプリ内でポイントカードを表示できないこと、バーコードを使った引き換えクーポン、「ローソンスマホレジ」(※「ローソンスマホペイ」から名称変更)が使えることが特徴だ。順番に説明する。
ローソンアプリ内ではPontaポイントの残高を画面の右上に表示できるが、アプリ内でポイントカードを表示してレジで読み取ってもらうことはできない。別途ポイントアプリを利用するか、Pontaカードとdポイントカードを取得済みであれば、おサイフケータイに対応したAndroidスマートフォンをレジやLoppiにかざせば、ポイントサービスを利用できる。
クーポンも他社とは仕組みが異なる。「レジ直クーポン」では、ローソンアプリ内でクーポンを選択し、対象商品をレジに直接持ってけばすぐに使える。
これまではLoppiで発行してからレジにクーポン券を持参する必要があったが、レジ直クーポンではその必要がなくなった。
そして、ローソンアプリで最も魅力的なのは、ローソンスマホレジに対応していること。
ローソンスマホレジは、ローソンアプリを使用して、ユーザー自身のスマートフォンでローソン店内の商品をスキャンし、決済できるサービス。レジに並ぶことなく買い物ができるのがメリットだ。決済を済ませると、スマートフォンの画面にQRコードが表示され、店舗に設置されている端末でQRコードを読み取ることで、商品の支払いが完了したことを確認できる。端末からは「ありがとうございました」という音声案内が流れる。
ただし、ローソンスマホレジではポイントでの支払いができない。Apple Payとクレジットカード、LINE Pay、楽天ペイのいずれかを選択して決済する。
ローソンの広報によると、ローソンスマホレジが使えるのは、2019年2月15日時点で関東と新潟県を含む61店舗だ。
セブン、ファミマ、ローソンの3アプリを比較してみたが、セブンアプリから無制限でインターネットに接続できるのはうれしい。会員登録が必要ではあるものの、対応店舗でネットが使い放題となる。
ファミリーマートアプリはアプリ内にあるボタンのほとんどがWebサイトにアクセスするためのショートカットにすぎない。数日間使ってみたが、あまりメリットを感じなかった。
ローソンアプリは、広報によると、以前まではアプリ内でポイントカード(バーコード)を表示できたが、セキュリティ面も考慮した上で同機能を廃止したという。
皆さんもよく利用するコンビニの公式アプリを試してみてほしい。
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