OPPOが「6つの約束」 2019年に10倍ズームスマホやFeliCa対応スマホを投入

» 2019年03月18日 20時37分 公開
[田中聡ITmedia]

 OPPO Japanが3月18日、2019年の日本市場での戦略について発表。トウ・ウシン社長が、「日本のお客さまとのお約束」と題して、6つの約束を発表した。

OPPO OPPO Japanのトウ・ウシン社長

 1つ目が、10倍ハイブリッドズームスマホの投入。これはMWC19 Barcelonaで発表した「ロスレス10倍ズーム」スマートフォンのことで、「ロスレス」から「ハイブリッド」に名称を変更した。焦点距離(35mmフィルム換算)が16mmの超広角レンズ、26mmの標準レンズ、160mmの望遠レンズを活用することで、10倍まで画質劣化を抑えたズームが可能だとしている。

 ただし光学ズーム相当の倍率は8倍までで、8.1倍以降はデジタルズームになる。「10倍までは800万画素を維持する」との考えから、10倍ハイブリッドズームと呼んでいる。このカメラ技術を搭載したスマートフォンを2019年度の第2四半期に発表する予定。

OPPO ペリスコープ(屈曲光学)構造のカメラモジュールを採用したことで、従来の手法だとモジュールの厚さが15mmになるところ、6.76mmまで薄くできた
OPPO 超広角撮影と、画質劣化を抑えた10倍までのズーム撮影が可能
OPPO R11sベースの試作機で、10倍ハイブリッドズーム対応カメラを試せた
OPPO 10倍ズームをしている様子

 2つ目が、より日本に適した方法でのコミュニケーション。日本のユーザーに対して、もっと力を込めて製品の魅力を伝えていくという。

 3つ目が、FeliCa(おサイフケータイ)と防水に対応したスマートフォンの投入。OPPOが2018年に発売した「R15 Pro」が既にFeliCaと防水に対応しているが、それに続いての対応となる。

 4つ目が、新たなシリーズである「Reno(リノ)」のスマートフォンを投入すること。詳細は語られなかったが、これまでのRシリーズとは異なる、全く新しいスマートフォンになるという。OPPO担当者によると、クリエイティブなユーザーをターゲットにしており、10倍ハイブリッドズームのカメラや、5Gに対応する準備ができているとのこと。

OPPO 新シリーズ「Reno」スマホを日本に投入するが、詳細は語られず

 5つ目が、引き続きアフターサービスを強化すること。

 6つ目が、販路拡大と、ユーザーとのタッチポイントを増やすこと。トウ氏は「(日本に参入した)2018年2月からこれまでMVNOをメインでやってきたが、実際のところ、3分の1しか力を出せていない」と語っており、キャリアへの参入が期待される。ドコモ、au、ソフトバンクに加え、10月にMNO事業に参入する楽天(楽天モバイルネットワーク)の端末取り扱いもあるかもしれない。

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