Huawei「P30 lite」の中国版、「nova 4e」を触ってみた山根康宏の海外モバイル探訪記

» 2019年03月27日 15時01分 公開
[山根康宏ITmedia]

 Huaweiから新型スマートフォン「P30」シリーズが発表されました。ここ数年のHuaweiのフラグシップモデルは性能と価格を抑えた「lite」バージョンが存在してり、2018年は「P20 lite」や「Mate 20 lite」が発売されました。そしてもちろん、P30にも「lite」モデルが登場予定です。P30の発表会ではアナウンスがありませんでしたが、ネットなどにはその情報がリークされており、中国ではその「P30 lite」に相当する「nova 4e」が発売されました。

nova 4e P30 liteの同型モデル「nova 4e」

 nova 4eは2400万画素カメラに加え、800万画素の超広角カメラと200万画素の被写界深度測定カメラを合わせた3つのカメラを搭載。それぞれの画素数はP30より劣りますが、日本円で3万円クラスの製品としては十分すぎるカメラスペックといえます。価格はメモリ4GBモデルが1999元(約3万2700円)、メモリ6GBモデルが2299元(約3万8000円)。どちらもストレージは128GB、プロセッサは「Kirin 710」です。

nova 4e カメラはトリプル仕様。超広角カメラが加わった

 前面には水滴型のノッチのあるディスプレイを搭載、サイズは6.15型で解像度は1080×2312ピクセル。価格を考えると妥当なところでしょうか。縦横のアスペクト比は約19.3のため、この大きさのディスプレイを搭載しても本体サイズは72.7(幅)×152.9(高さ)×7.4(奥行き)mmで、片手でも十分持てます。

nova 4e ノッチは小型の水滴タイプ。主なスペックを表示してみた

 本体の形状は左右はカーブを付けた一般的なデザインですが、上下部分はフラットな形です。恐らくこれはコストを下げるためでしょう。とはいえ実用上は問題ありせん。本体上部にはSIMスロットが備わります。

nova 4e 本体の上下はフラットな仕上げ

 超広角カメラは最近のスマートフォンで主流になりつつあります。nova 4eで試し撮りしてみましたが、室内や近距離撮影にはかなり有効です。近場の被写体は周辺がゆがむものの、記念や記録としての撮影なら許容できるでしょう。屋外で風景を撮るときならゆがみもないでしょうから、パノラマモードを使わなくとも広大な景色を撮影できるはずです。

nova 4e nova 4eの標準カメラ
nova 4e 超広角なら近場でも広い範囲を撮影できる

 Huaweiのスマートフォンは「P」「Mate」「nova」の3つのラインを持ちますが、それぞれの下位モデルは国によって異なるモデルで販売されることがあります。中国ではOPPOもVivoもセルフィー機能を強化しており、インカメラ性能を高めたnovaシリーズは中国市場においてPとMateに並ぶHuaweiの主力モデルなのです。先進国ではカメラ強化のPシリーズのライト版として販売されるP30 liteが中国ではnova 4eとして売られるのは、そんな理由があるからなのです。

nova 4e 3200万画素のインカメラはnova 4eの大きな武器

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