プロセッサはQualcommの現時点での最上位製品である「Snapdragon 855」を搭載。CPU性能、GPU性能はもちろん、AI処理も高速化した。ストレージはAQUOS R2の64GBから128GBに倍増させた。
放熱性能も進化させ、手で触れない箇所から優先的に排熱する工夫で、AQUOS R2よりも表面温度が5度低下させることに成功した。スマートフォンAQUOSでは久々となるワイヤレス充電「Qi」にも対応し、11Wの高速充電にも対応する。
AQUOS R2は、AQUOS R比で110%超の出荷台数を記録。ミッドレンジの「AQUOS sense2」も、200万台超を出荷した「AQUOS sense」と同様に好調に売れているという。2017年に続き、2018年も国内のAndroidスマートフォン販売数で1位を記録。通信事業本部 本部長の中野吉朗氏は「3年連続1位を目指す」と意気込む。
2019年は、端末代金と通信料金を分ける「分離プラン」が主流になることで、「販売方法は、ずいぶん変わると考えている」と中野氏。従来のような端末購入補助が付けにくくなることで、AQUOS R3のようなハイエンドモデルは売りにくくなるという見方もある。それでも「お客さまにとって価値の高い端末を提供したい」(中野氏)と前を見る。
AQUOS R3をSIMフリーで販売するかは未定だが、SIMフリー市場でシェアを上げられるかも、シャープの勢いを維持するカギを握っているといえる。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.