世界を変える5G

OPPOが5Gスマホ「Reno3 Pro」をチラ見せ ウォッチやARグラスなど周辺機器も強化:OPPO INNO DAY 2019(1/2 ページ)

» 2019年12月13日 17時05分 公開
[村元正剛,ITmedia]

 OPPOは、12月10日〜11日に中国・深センにて「OPPO INNO DAY 2019」を開催した。中国語では「未来科技大会」という名称で、OPPOが事業を展開する世界各国からメディアや関係者を招き、テクノロジー分野での取り組みや今後のビジョンについて説明した。同イベントの中で、今後3年間に、500億人民元(約70億ドル)の研究開発費を投入することを発表。さらに、2020年度の第1四半期に発売するスマートデバイスも発表した。

OPPO 12月10日〜11日に開催された「OPPO INNO DAY 2019」

今後3年間で研究開発費として約70億ドルを投資

 オープニングの基調講演には、OPPOの創業者でCEOのトニー・チェン氏が登壇した。チェン氏が、このようにメディアが集まるイベントに登場するのは7年ぶりとのこと。タイムスケジュールでは10分間と案内されていたが、明るい表情で冗舌に語り、大幅に時間を延長した。

OPPO CEOのトニー・チェン氏は「OPPOは単なるスマホメーカーではない」とアピール

 今回のINNO DAYは、2018年に社内向けのテクノロジーイベントと開催したものを改称して、規模を大きくしたものだという。テーマは「Create Beyond Boundaries」(中国語は「共創万物互融新生態」)だったが、中国語で講演したチェン氏は「万物互融」という言葉を強調し、「融合」という言葉も多用していた。5GやAIが普及する中で、「インテリジェント・コネクティビティが手に届きつつある。OPPOは接続という概念が単なる基盤であり、いろいろなものを融合させていくことが未来につながると考えている」と語った。

 また、「OPPOは創業当時から単なる電話メーカーではなかった。OPPOによってスマートフォンはさまざまなテクノロジーサービスを提供するゲートウェイにすぎない」と語り、ハードウェア以外の、システムやソフトウェア、サービスにも力を入れていることをアピールした。

 OPPOの2019年の研究開発費は100億人民元(約14億ドル)だったそうだが、今後3年間で500億人民元(約70億ドル)を投入。ハードウェア、ソフトウェア、システムの中核技術や、5Gや6G、AI、AR、ビッグデータなどの先進技術を開発していくことを発表した。

ディスプレイの下にインカメラを埋め込む技術も披露

 続いて、OPPOのバイスプレジデント兼OPPO研究所所長のレヴィン・リュウ氏が登壇。インテリジェント・コネクティビティ時代のOPPOの展望を語った。「テクノロジーとサービスの集約が必須となりつつある中、OPPOは機器、データ、コンピューティング、サービス、シナリオの5つの領域をカバーするテクノロジー統合モデルを構築する」と、指針を明らかにした。

OPPO バイスプレジデントのレヴィン・リュウ氏は、インテリジェント・コネクティビティ時代マルチデバイスの相互接続について「1+1+1>3」と優位性を強調し、製品ラインアップへと話を進めた

 リュウ氏の講演の中では、OPPOが近く発売予定の新しいデバイスも紹介された。OPPOは2019年に欧州で5Gのスマートフォンを発売したが、それに続き、グローバルで「OPPO Reno3 Pro」を発売することを発表した。スクリーンに製品画像が映し出されたが、搭載される機能やスペックへの言及はなかった。しかし、中国で人気のSNS「Weibo(微博)」をチェックすると、Snapdragon 765Gを搭載し、厚さが7.7mmであることなど、一部スペックが公開されていた。12月26日に杭州で正式な発表会が開催される予定だ。

OPPO 近く発売予定の5Gスマートフォン「OPPO Reno3 Pro」は7.7mmと薄く、背面にはクアッドカメラが搭載されるようだ

 なお、イベント後、OPPO本社内のエキシビションルームのような場所に案内された。そこには「OPPO Reno3 Pro」はなかったが、OPPOが2019年の6月にMWC上海で発表した「Under Screen Camera」を搭載するプロトタイプを展示。ディスプレイの下にインカメラを格納し、ノッチもピンホールもなく、カメラのレンズは見えないが、ちゃんと自撮りができるというもの。また、同モデルはUSBポートもスピーカーもなく、ワイヤレスで充電し、本体から音が鳴る仕組みになっていた。

 筆者が「Weibo」から得た情報から判断すると、OPPO Reno3 ProにUnder Screen Cameraが搭載されることはなさそうだが、2020年に発売される5Gスマホで採用される可能性は高いだろう。

OPPO エキシビションルームに展示されていたUnder Screen Camera搭載モデルの試作機
OPPO ノッチやピンホールはなく、カメラが出てくるわけでもないが、ディスプレイの下にあるカメラで撮影できる
OPPO USBポートやスピーカーがなく、小さなマイクがあるだけというユニークな仕様
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