スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2019：審査員が選ぶ「2019年を代表するスマホ」5機種（4/4 ページ）

[金子麟太郎, ITmedia Mobile編集部，ITmedia]

ITmedia Mobile編集部：iPhone 11が新たなヒット作になった

・推薦機種……iPhone 11、HUAWEI P30 Pro、OPPO Reno A、AQUOS sense3、Galaxy Fold

　Mobile編集部で注目したのは、カメラの進化、改正法に伴うミッドレンジの台頭、新しいスタイルのスマホです。

　iPhone 11は、「iPhone XR」から1万円安く販売したことをまず評価しました。ITmedia Mobileでも毎週掲載している販売ランキングでは、iPhone 8が1位を独占する状態が2年近く続いていましたが、ようやく首位が交代して、iPhone 11が新たなヒット作になったのではないかと思います。

　P30 Proは、望遠カメラが他社製品より一歩抜きん出ています。夜間撮影も相変わらず大げさなくらい素晴らしいです。

　Reno Aはコスパの良さに尽きます。AQUOS sense3はコスパに加えて、マルチキャリアへの展開が特筆に値します。販売ランキングでもiPhoneがトップ10を席巻している中で、Android勢で唯一上位に食い込んでいます。実売で数字を出しているところは評価すべきだと思いました。

　Galaxy Foldは日本で発売されたこと自体がスゴイと思いました。正直、日本で出るかどうかは半信半疑だったので、KDDIとサムスンを称賛したいです。5G時代の新たな利用スタイルにもつながりますし、久しぶりにワクワクする端末だと感じました。

新たな売れ筋モデルとして成功したといえる「iPhone 11」

上位8機種が決定、決選投票で「Pixel 3a」と「LG G8X ThinQ」が選定

　審査員が選んだ5機種を集計したところ、以下の順位になりました。

• 1位……HUAWEI P30 Pro、OPPO Reno A（8票）
• 3位……Xperia 1（5票）
• 4位……Galaxy Fold、iPhone 11、Galaxy Note10+（4票）
• 7位……Xperia 5（3票）
• 8位……AQUOS sense3（2票）
• 9位……Pixel 3a、LG G8X ThinQ、Galaxy S10、Pixel 4、iPhone 11 Pro、Mi Note 10、AQUOS sense3 plus（1票）

　ノミネート機種は10機種なので、上記8位までの機種は決定です。9位に7機種が1票ずつで入っているので、この中から2機種を選ぶ必要があります。審査会で決選投票を行ったところ、Pixel 3aに6票、LG G8X ThinQに2票が入り、これら2機種が繰り上げ当選という形でノミネート機種に決まりました。なお、山根氏は審査会に参加できなかったため、決選投票は行っていません。

　ノミネート10機種の中から栄冠を手にする機種はどれか？　12月中に掲載予定の次回レポートをお待ちください。