スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2019:審査員が選ぶ「2019年を代表するスマホ」5機種(1/4 ページ)

» 2019年12月26日 07時30分 公開

 ITmedia Mobileは12月中旬、2019年を代表するスマートフォンを決定する「スマートフォン・オブ・ザ・イヤー2019」の審査会を開催しました。

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー

 選考対象となるスマホは2018年12月から2019年12月中旬までに発売した機種で、最終選考に残ったのは以下の10機種です(発売日順に掲載)。審査員がそれぞれ5機種を推薦し、その中で特に人気のあった10機種をノミネート機種として選定しました。

 最終選考に残ったのは、以下の10機種です(発売日順に掲載)。

  • Xperia 1(ソニーモバイルコミュニケーションズ/NTTドコモ、au、ソフトバンク)
  • Pixel 3a(Google/ソフトバンク)
  • HUAWEI P30 Pro(Huawei/NTTドコモ)
  • iPhone 11(Apple/NTTドコモ、au、ソフトバンク)
  • OPPO Reno A(OPPO/楽天モバイル)
  • Galaxy Note10+(サムスン電子/NTTドコモ、au、楽天モバイル)
  • Galaxy Fold(サムスン電子/au)
  • Xperia 5(ソニーモバイルコミュニケーションズ/NTTドコモ、au、ソフトバンク)
  • AQUOS sense3(シャープ/NTTドコモ、au)
  • LG G8X ThinQ(LGエレクトロニクス/ソフトバンク)

 2019年の審査員は、ITmediaなどで活躍し、1年間を通じて携帯電話業界を取材してきた石川温氏、石野純也氏、太田百合子氏、佐野正弘氏、島徹氏、房野麻子氏、村元正剛氏、山根康宏氏(五十音順)の8人と、ITmedia Mobile編集部(2人で1人扱い)の計9人。今回は、審査員が推薦した5機種とその理由を紹介します。

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー ノミネートされた10機種。左上から「Xperia 1」「Pixel 3a」「HUAWEI P30 Pro」「iPhone 11」「Reno A」「Galaxy Note10+」「Galaxy Fold」「Xperia 5」「AQUOS sense3」「LG G8X ThinQ」

石川氏:AQUOS sense3にシャープのしたたかさを感じた

・推薦機種……Galaxy Fold、iPhone 11、HUAWEI P30 Pro、AQUOS sense3、Xperia 1

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー 石川氏

 「AQUOS sense3」は、大手キャリアやMVNO各社がこぞって採用したので、どこでも買える素晴らしい機種だと思います。こうしたシャープの動きがしたたかで面白く、時代を反映していると感じます。

 Xperiaはこの数年はいまひとつで、この会でもノミネートされない時期が続きましたが、「Xperia 1」は今までのXperiaから変わり、新たな方向性を示せたと思います。期待値が持てるスタート地点に立つことができ、Xperiaにとって新しい時代の幕開けだと思います。

 「HUAWEI P30 Pro」は不遇の1台で、ある意味で2019年を象徴しています。良い端末なのになかなか販売されない状況が続いていましたが、こうした場ではしっかりと評価したいと思います。

 「iPhone 11」は、カメラを2つ載せて、普通なら望遠に走る中、超広角に持っていき、Appleは空気を読むのがうまいと感じました。2019年はAppleの必死感が伝わってきたというか、Apple Storeでキャリアよりも8000円安くiPhoneを売るなど、もがき苦しんでいる様子が伺えました。

 「Galaxy Fold」は、「折りたたみ」という2019年を象徴する端末だと感じました。使ってみると、折りたたみの良さが実感できますし、価格さえ何とかすれば、スマホの新たなジャンルとして確立していけると思います。

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー キャリアからMVNOまで、さまざまな販路で発売された「AQUOS sense3」

石野氏:「Galaxy Fold」はスマホの新しい形を示した

・推薦機種……Galaxy Fold、OPPO Reno A、HUAWEI P30 Pro、Xperia 1、iPhone 11

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー 石野氏

 価格が高く、どうしても予算の都合で購入できなかったGalaxy Foldですが、2019年のベストを選ぶ上では外せません。スマートフォンの新しい形を示したと思いますし、ディスプレイそのものをぐにゃっと折り曲げられる未来感には、写真で見るだけでは分からない感動がありました。大画面と省スペースを両立させている点も、今後につながる試みだと感じました。

 「Reno A」は、防水やおサイフケータイに対応させて、ついに本気で日本市場を取りに来たなと感じた1台です。プロセッサに「Snapdragon 710」を搭載してあの値段を実現させたのは衝撃的でした。同じミッドレンジの分野では、AQUOS sense3を推薦に入れるべきか迷いました。確かにsense3もコスパはいいですが、Reno Aや2018年に「AQUOS sense2」が登場したときと比較すると、ややインパクトに欠けると思い、次点で外しました。

 P30 Proは、ズームの性能や夜間撮影の解像感など、P20 Proを上回ってきました。発売延期になったことも含め、いろいろと話題になった端末ですが、スマホであの高倍率が実現したという点ではインパクトのある端末だと感じました。

 Xperia 1は、ソニーモバイルとしての方向性を示せたと思います。性能面ではやや他社に見劣りするところがあるのも事実ですが、21:9のディスプレイなどの新しい要素もあり、Xperiaらしさを再定義できたと思います。

 Appleは、2018年までのiPhoneと比べ、カメラが飛躍的に向上しているところを評価しています。端末のナンバリングに関しても、XRの後継を11としたところなどに、マーケティングのうまさを感じました。iPhone 11を中心として他機種を値下げするなど、価格面でも攻めたiPhoneということで、iPhoneからはiPhone 11を推薦することにしました。

スマートフォン・オブ・ザ・イヤー 発売したことを評価すべしという声も多かった「Galaxy Fold」
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