米Qualcommは2月18日(現地時間)、5G通信に対応するモバイル端末向けの第3世代モデム「Snapdragon X60」(Snapdragon X60 5G Modem-RF)を発表した。モデムとして初の5ナノメートルプロセスで製造し、LTEや3Gもサポートする。1〜3月中にサンプル出荷を開始し、同モデムを搭載するスマートフォンの発売は2021年初頭になる見通し。
同社による5Gモデムとしては、2017年の「X50」、2019年の「X55」に続く第3世代。
最大通信速度は、下り7.5Gbps、上り3Gbps。省電力化も先代より強化されており、マルチプレイヤーゲームや没入型の360度動画、クラウドコンピューティングなどでの快適な利用をサポートするとしている。
FDD(周波数分割デュプレックス)、mmWave、sub-6を含む主要5Gバンドをサポートすることで、日本を含む広範な地域の5Gをサポートするとしている。
Qualcomm、理論値で下り7Gbpsの第2世代5Gモデム「Snapdragon X55」
“5Gの早期普及”を目指すQualcommの新Snapdragonとテクノロジー
「Snapdragon 855」搭載の5Gモバイルデバイスが2019年内に登場 その数は“30超”
5G時代にQualcommが果たす役割 5Gチップの提供やアンテナ問題の解決もCopyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.