楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」は魅力的? MMDが調査

» 2020年04月03日 18時06分 公開

 MMD研究所は、4月3日に「MNO楽天モバイルの発表プランに関する意識調査」の結果を発表した。対象はスマートフォンを所有する18歳〜69歳の男女2000人で、調査期間は3月18日〜3月23日。

 メインで利用している通信会社はNTTドコモが35.6%、auが22.3%、ソフトバンクが14.9%、Y!mobileが6.6%、MVNOが19.4%。月々の通信料金について、大手3キャリアは「7000円〜1万円未満」が最も多く29.6%、次いで「5000円〜7000円未満」が24.2%となった。また、Y!mobileとMVNOを合わせた格安SIMは「2000円未満」が最も多く39.6%、次いで「2000円〜3000円未満」が28.0%となった。

MMD研究所
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 メインで利用している通信サービスのプラン内容について、大手3キャリアユーザーの76.8%、格安SIMユーザーの45.4%が「分かりにくい」と回答。大手3キャリアは「2年縛りなどの縛り条件」が38.0%、格安SIMは「解約金や違約金など」が17.6%で最も多くなった。

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 半年以内に通信サービスを乗り換え検討しているか聞いたところ、大手3キャリアのユーザーは「乗り換えたいと思っている」「やや乗り換えたいと思っている」を合わせて検討者は30.3%。格安SIMユーザーは「乗り換えたいと思っている」「やや乗り換えたいと思っている」を合わせて検討者は26.2%となった。

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 楽天モバイルがMNO(携帯キャリア)サービスを4月から始めることについて「知っており、内容をよく理解している」が9.0%、「知っており、内容をやや理解している」が21.2%、「知っているが、内容をあまり理解していない」が29.7%、「知っているが、内容を全く理解していない」が15.8%、「いまここで初めて知った」が24.4%となり、認知は75.6%、内容理解は30.2%となった。

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 これを「半年以内に乗り換えを検討している」の回答者別に見ると、「乗り換え検討者」のうち、楽天モバイルがMNOサービスを4月に始めることを理解している人は22.0%となり、半年以内に乗り換え検討する人と乗り換え検討していない人で差が見られた。

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 楽天モバイルのMNOサービス開始を知っている1512人に新プラン「Rakuten UN-LIMIT」について状況を聞いた。「すでに申込をした」は2.2%、「現在申込を検討している」は7.8%、「検討までいかないが、興味はある」は46.0%、「興味はなく、検討もしていない」は43.9%となった。

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 これを「半年以内に乗り換えを検討している」の回答者別にみると「乗り換え検討者」は先行申込した人が11.1%、申込を検討している人が22.2%、検討まではいかないが興味はある人が46.7%となり、乗り換え検討している人は、楽天モバイルの新プランに対して申込や興味が高くなっている。

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 Rakuten UN-LIMITのプラン内容について「魅力的に感じる」「やや魅力的に感じる」を合わせ、魅力的に感じている人は46.9%となった。これを「半年以内に乗り換えを検討しているか」の回答者別に見ると、「乗り換え検討者」と「やや乗り換えたいと思う」をあわせた検討者が魅力的に感じている割合は6割を超えている。

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 さらに「Rakuten UN-LIMIT」のプラン内容を魅力的に感じると回答した男女937人へ、新プランで魅力的に感じる点を複数回答で聞いた。「月々2980円」が最も多く61.3%、次いで「データ通信が無制限」が52.8%、「通話が無制限」が47.2%となった。同プランの課題点を見せて不安に感じると回答した男女1365人へ不安に思う点を複数回答で聞いたところ「通信エリアに制限があること」が最も多く37.1%、次いで「新しいサービスのため、通信が不安定になる可能性があること」が29.6%となる。

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