MMD研究所は、3月4日に「2020年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査」の結果を発表した。
本調査では「Ookla Speedtest.net」と、Web/YouTubeのLoading Timeを計測できる「5Gmark」の2アプリを利用。調査端末は「HUAWEI P20 lite」で統一している。調査期間は2月4日〜2月6日で、主要3都市(東京、名古屋、大阪)の駅で1回目9時〜10時、2回目12時〜13時、3回目17時〜18時という時間帯で5回ずつ調査している。調査対象のサービスは「2019年9月格安SIMサービスの利用動向調査」でメインで利用している格安SIM上位8サービスに、Y!mobileを加えた9サービス。
なお、Y!mobileはMVNOではないが、消費者から見れば同じ低価格な通信サービス事業者のため含んでおり、レポート内の「楽天モバイル」は4月からサービス開始となるMNOではなく従来のMVNOサービスとしている。
調査結果のダウンロード速度を箱ひげ図で見ていくと、中央値が高かったのはUQ mobileが39.2Mbps、次いでY!mobileが35.0Mbps、イオンモバイル(NTTドコモ回線)が27.3Mbps。昼12時〜13時の時間帯でダウンロード速度の中央値を見てみると、UQ mobileが37.9Mbpsで最も早く、次いでイオンモバイル(NTTドコモ回線)が 28.1Mbps、OCNモバイルONEが20.6Mbpsとなった。
従来の計測方法である全日全時間帯の平均値の速度結果は、ダウンロード速度はUQ mobileが46.2Mbpsで最も速く、次いでY!mobileが41.8Mbps 、イオンモバイル(NTTドコモ回線)が33.1Mbpsとなる。計測アプリ「5Gmark」で計測したYouTubeでのloading Timeの平均値は、BIGLOBE モバイル(NTTドコモ回線)が1.5秒と最も短く、次いでUQ mobileが1.8秒、mineo(NTTドコモ回線)が2.2秒と続く。Webのloading TimeはY!mobileとUQ mobileが1.4秒と最も短く、次いでOCNモバイルONEが1.8秒、イオンモバイル(docomo回線)が1.9秒となった。
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