楽天モバイル、MVNOユーザーは「Rakuten UN-LIMIT」以外のプランも選択可能

» 2020年03月12日 21時06分 公開
[田中聡ITmedia]

 3月12日から、MVNOの「楽天モバイル」ユーザーも、MNOサービスの料金プラン「Rakuten UN-LIMIT」への先行申し込みができるようになった。一足早く、MVNOからMNOへの移行の手続きが可能になるわけだが、実はMVNOの楽天モバイルユーザーは、現在利用しているプランをMNOサービスに引き継ぐこともできる。つまり、必ずしもRakuten UN-LIMITを選ぶ必要はない。

 MVNOプランを引き継げるのは、2019年9月以前の契約者で、MNOサービスでも「スーパーホーダイ」と「組み合わせプラン」を利用できる。なお、MNOに移行すると、最低利用期間も引き継がれる。

楽天モバイル 楽天モバイルの、MVNOからMNOへの移行の案内。2019年9月以前に申し込んだユーザーは、プランを楽天回線で使えることが明記されている

 Rakuten UN-LIMITは300万人を対象に1年間は無料とするが、2年目以降は月額2980円(税別、以下同)が掛かる。楽天エリアは使い放題とはいえ、auのローミングエリアは月に2GBしか使えないため、楽天モバイルがエリア化していない地域のユーザーは2980円で2GBしか使えないことになる。MVNOサービスのスーパーホーダイも、「プランS」は2GBで月額2980円(2年目以降)だが、2GBを超えても最大1Mbpsで使い放題なので、楽天エリア外のユーザーにとってはMVNOの方がお得といえる。

 ただし4月8日のサービス開始時点では引き継ぎはできず、MVNOプランの移行開始時期は未定。楽天回線と(ローミング先の)au回線でデータ容量をどうカウントするのか、au回線も1Mbps使い放題になるのか、といった点も未定。詳細は2020年夏以降に案内するとしている。楽天モバイルのMVNOサービスは2020年4月7日に新規受付を停止するが、サービスの終了時期は未定。MVNOユーザーは、夏以降の案内を待ってから、移行を決めるといいだろう。

楽天モバイル 楽天モバイルMVNOの料金プラン「スーパーホーダイ」

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年12月05日 更新
  1. 飲食店でのスマホ注文に物議、LINEの連携必須に批判も 「客のリソースにただ乗りしないでほしい」 (2025年12月04日)
  2. 「楽天ポイント」と「楽天キャッシュ」は何が違う? 使い分けのポイントを解説 (2025年12月03日)
  3. 「スマホ新法」施行前にKDDIが“重要案内” 「Webブラウザ」と「検索」選択の具体手順を公開 (2025年12月04日)
  4. 三つ折りスマホ「Galaxy Z TriFold」の実機を触ってみた 開けば10型タブレット、価格は約38万円 (2025年12月04日)
  5. NHK受信料の“督促強化”に不満や疑問の声 「訪問時のマナーは担当者に指導」と広報 (2025年12月05日)
  6. 楽天ペイと楽天ポイントのキャンペーンまとめ【12月3日最新版】 1万〜3万ポイント還元のお得な施策あり (2025年12月03日)
  7. 楽天の2年間データ使い放題「バラマキ端末」を入手――楽天モバイル、年内1000万契約達成は確実か (2025年11月30日)
  8. サイゼリヤの“注文アプリ”が賛否を呼ぶ理由──「使いやすい」「紙メニュー前提」など多様な意見 (2025年11月23日)
  9. Z世代で“友人のInstagramアカウント乗っ取り”が流行? いたずらで済まない不正アクセス禁止法違反 保護者が注意すべきこと (2025年12月04日)
  10. 鉛筆デザインのiPad用スタイラスペン「Nelna Pencil」発売 物理ボタンに9機能を設定可能 (2025年12月03日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー