「OPPO Reno3 A」レビュー パフォーマンスは先代よりダウンしたが、コスパの高さは健在石野純也のMobile Eye(2/2 ページ)

» 2020年06月20日 06時00分 公開
[石野純也ITmedia]
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パフォーマンスは先代よりダウン、ゲームをするときに要注意

 不思議なのが、Reno Aからプロセッサがダウングレードしているところだ。Snapdragon 665はミドルレンジモデル向けとして一般的で、同じOPPOの端末だと「OPPO A5 2020」にも採用されているが、Snapdragon 710ほどのインパクトはない。Reno AとReno3 Aをベンチマークで比較しても、やはり数値はわずかながら落ちている。内訳を見ると、特にGPUの数値が低く出ている。

Reno3 AReno3 A AnTuTu Benchmarkで測定したReno3 Aのスコア(写真=左)。先代にあたるReno Aの方が、わずかだがスコアが高いことが分かる。特にGPUの数値差が大きい(写真=右)

 それでも、同じSnapdragon 665を採用するA5 2020より動作はスムーズだと感じた。筆者は私物としてA5 2020を使っているが、アプリを切り替えたり、スクロールを素早くしていたりすると、一瞬だけ操作を受け付けず、何かに引っ掛かったような挙動になることがある。Reno3 Aではこうした動作はしないため、恐らくメモリ容量やOSバージョンの違いが効いているのだろう。A5 2020は4GBでAndroid 9ベースのColorOS 6.0.1、Reno3 Aは6GBでAndroid 10ベースのColorOS 7.1で、メモリもOSバージョンもA5 2020よりReno3 Aが上だ。

Reno3 A メモリが6GB搭載されているため、アプリの切り替えなども比較的スムーズだ

 ただし、GPUの差があるためか、ゲームに関しては、Reno Aほどのパフォーマンスは期待できない。例えば、デレステの愛称で知られる「アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ」は、3Dリッチの設定ができなかった。「PUBG MOBILE」も、クオリティーは「標準」までしか選択できず、「HD」や「HDR」には非対応だった。もちろん、それでもこうしたゲームを遊ぶこと自体はできるが、より高画質で楽しみたいときには、Reno Aの方がいいといえそうだ。

Reno3 A
Reno3 A 3Dグラフィックスを多用したゲームは、最高画質に設定できないことがある。ゲーム重視のユーザーは注意したい

 日本独自仕様として、おサイフケータイに対応しているのもうれしいポイントだ。海外メーカー製の端末で、SIMロックフリー、かつこの価格帯となると、おサイフケータイ対応モデルは限定される。おサイフケータイは日常生活に密着した機能なだけに、一度使うと、なかなか手放せなくなる。防水・防塵も同様で、梅雨や夏のゲリラ豪雨などがある日本で使うことを考えると、重視する人が多いのも納得できる。

Reno3 A おサイフケータイに対応しているのは、評価できるポイントだ

 確かに、処理能力やカメラの画質だけを見ると、Reno3 Aよりリーズナブルな端末は存在する。一方で、おサイフケータイや防水・防塵は、コストパフォーマンスという物差しだけでは測れない価値だ。OPPOが早くからこうした機能の実装に取り組んできたことは、高く評価できる。プロセッサの処理能力がReno Aより落ちてしまったのは残念だが、カメラなどを含めたトータルバランスは、以前よりよくなったといえそうだ。

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