MMD研究所は、7月29日に「2020年7月 スマートフォン決済(QRコード)の満足度調査」の結果を発表した。
本調査は「2020年7月スマートフォン決済(QRコード)利用動向調査」で利用率が高かったQRコード決済サービスの上位6サービス「PayPay」「楽天ペイ」「d払い」「au PAY」「LINE Pay」「メルペイ」が対象。そのメイン利用者である18歳〜69歳の男女各100人、計600人へ6月26日〜6月29日の期間で行った。
現在メインで利用しているQRコード決済サービスを知ったきっかけは「公式サイト」が18.7%、次いで「テレビCM」と「関連アプリ上での案内」が13.2%、「企業からの配信メール」が12.5%。これをサービス別に上位5位までの項目を抜き出すとPayPayのトップは「テレビCM」、楽天ペイ・d払い・au PAYは「公式サイト」、LINE Pay・メルペイは「関連アプリ上での案内」という結果になった。
メインで利用しているQRコード決済サービスを使い始めた理由(複数回答)は「ポイントがたくさん貯まるから」が45.0%、次いで「キャンペーンを知って興味を持ったから」が36.8%、「普段使っているサービスとポイントが連動しているから」が22.5%。これをサービス別に上位5位までの項目を抜き出してみると、PayPay・メルペイのトップは「キャンペーンを知って興味を持ったから」、楽天ペイ・d払い・au PAY・LINE Payは「ポイントがたくさん貯まるから」という結果になった。
利用しているサービスの利用頻度を聞いたところ、「1週間に1回以上利用する」はau PAYが75.0%、d払いが70.0%、楽天ペイとLINE Payが68.0%、PayPayが65.0%、メルペイが53.0%。メインで利用しているQRコード決済サービスの満足度を「お得部門」「デザイン部門」「実用部門」「信頼部門」の4部門で聞いたところ、お得部門はau PAY、デザイン部門はメルペイ、実用部門はPayPay、信頼部門はau PAYがそれぞれ部門トップとなり、総合満足度はPayPayがトップだった。
メインで利用しているQRコード決済サービスを家族や友人におすすめしたいかどうか、10点満点の点数でNPS(ネット・プロモーター・スコア/顧客推奨度)を算出した。9点から10点をつけた推奨者は13.8%、7点から8点をつけた中立者は48.5%、0点から6点をつけた批判者は37.7%となり、推奨者から批判者を引いたNPSは-23.8。サービス別のNPSはPayPayと楽天ペイが-19.0で最も高くなった。
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