2020年4月、楽天モバイルは通信量無制限で1年間無料の月額2980円のMNOサービスを正式に開始。12月には契約申込者数が200万を突破し、4月から新料金プランの「Rakuten UN-LIMIT VI」を提供する。
一方、楽天モバイルは2020年9月から5Gサービスを展開しているが、まだ5Gが利用できるエリアはごく一部。5Gネットワークの構築を含めた今後の展開が気になるところだ。そこで、楽天モバイルの5Gエリアにて実際の速度や設備をチェックしてみた。
楽天モバイルの5Gサービス開始に合わせて、全利用者の料金プランは5G対応の「Rakuten UN-LIMIT V」へと変更された(4月からはRakuten UN-LIMIT VIに変更)。現在の利用者は、楽天モバイルの5G対応スマホを用意すれば、5G対応エリアで高速通信を利用できる。
現時点での対応周波帯はSub-6(3.7GHz帯)とミリ波(28GHz帯)だ。最大通信速度はミリ波の場合でダウンロード2.80Gbps、アップロード273Mbpsだ。
5G対応端末は、楽天モバイルの販売モデルだと6.9型の大画面ミドルクラス「Rakuten BIG」がSub-6とミリ波に対応。シャープ製「AQUOS R5G」もSub-6のみだが対応する。
この他、Googleが販売する「Pixel 5」と「Pixel 4a(5G)」もアップデートにより楽天モバイルのSubー6にも対応した。なお、AppleのiPhone 12シリーズは現時点で楽天モバイルの5Gに対応していない。
問題は5Gエリアだ。楽天市場グループが本社を構える二子玉川駅周辺の他は7スポットしかない。2021年春には5Gを全国展開するとはいえ、これでは現状の楽天モバイルの5Gがどういった状態なのか確認しづらい。
そこで、実際にエリアとして案内されている東急電鉄 二子玉川駅〜上野毛駅あたりのエリアで5Gの実サービスをチェックしてみた。
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