米Googleは2月18日(現地時間)、次期モバイルOS「Android 12」の最初のDeveloper Previewを公開した。専用サイトからPixel 3/3 XL、Pixel 3a/3a XL、Pixel 4/4 XL、Pixel 4a/4a(5G)、Pixel 5にシステムイメージをダウンロードし、インストールできる。
このロゴは最終的なものではないようだ
正式版からプレビュー版への切り替えもその逆も、端末内のデータを完全に削除するリセットが必要なので、インストールの前にデータのバックアップをお勧めする。
デベロッパープレビューは上記のPixelシリーズを持っていれば誰でもインストールできるが、あくまでも開発者のためのプレビューだ。一般ユーザー向けのβ版は5月(Google I/Oの開催時期)に公開される見込み。正式版は秋ごろだ。
リリーススケジュール
今回紹介された新機能の中から、一般ユーザーに関係のあるものを紹介しておく。
- 通知ユーザーインタフェースの改善:アプリによって通知のUIにばらつきがあったものを統一し、レスポンスも速くする
- マルチチャンネルオーディオ:オーディオミキサー、リサンプラー、エフェクトが従来の最大8チャンネルから最大24チャンネルになる
- HapticGenerator:触覚ジェネレーター。例えば動画チャットアプリで、カスタム着信音を使って触覚フィードバックで発信者を識別できるようにしたり、レーシングゲームで起伏の多い地形をシミュレートしたりできる
- メディアトランスコーディング:アプリが最新の動画形式「HEVC」をまだサポートしていない場合に使う、画像や動画などのリッチコンテンツをアプリに簡単にコピーして貼り付ける機能。これにより、トランスコーディングに要する時間を短縮できる
- AVIF(AV1 Image File Format)フォーマットのサポート:AVIFはビデオ圧縮からフレーム内エンコードされたコンテンツを利用するので、JPEGなどと比較して、同じファイルサイズの画質が劇的に向上する
AVIFとJPEGの違い
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