NTTドコモは2月3日、ソニーモバイルコミュニケーションズ製スマートフォン「Xperia 1 II SO-51A」「Xperia 5 II SO-52A」に対するOSバージョンアップサービスを開始した。バージョンアップ後のOSは「Android 11」となる。
Xperia 1 II SO-51A
Xperia 5 II SO-52A
今回のバージョンアップでは、主に以下のAndroid 11の新機能を利用できるようになる。
- スレッド通知への対応(対応するメッセンジャー/SNSアプリで利用可能)
- 新たな通知機能「バブル」の追加(同上)
- 画面録画用のユーザーインタフェース(UI)の追加
- メディアコントロールの機能強化
- アプリへの権限付与の仕様変更(「今回のみ」許可への対応、長期間使っていないアプリに対する権限リセットなど)
その他、以下のような新機能や機能改善が行われる。
- 「Cinematography Pro」における4K HDR/120fpsのスローモーション撮影のサポート(※1)
- 「Photography Pro」における機能改善(撮影画面でのアスペクト比変更のサポート、メモリーリコールモードの追加、連続撮影時のフィードバックインジケーターの追加など)(※1)
- カメラの外部モニターとして利用する機能の追加(※2)
- 「サイドセンスバー」の機能改善(※1)
- 「Game Enhancer」の機能改善
- 「いたわり充電」の機能改善(※1)
- 「ニアバイシェア」のスイッチの追加
- 5Gエリアにおける上り通信で「256QAM」変調に対応(※3)
- 「スグアプ」の追加(※1)
(※1)SO-51Aのみ(SO-52AではAndroid 10で対応済み)
(※2)別途「USB Video Class(UVC)」に準拠するUSBキャプチャーアダプターが必要です
(※3)SO-52Aのみ
Game Enhancerでは、ゲームアプリを登録することでアイコンを集約できる
なお、Android 11にバージョンアップしたSO-51A/52Aでは、以下の仕様変更も行われる
- 「エリアメール」の履歴表示機能を削除(履歴を残したい場合はスクリーンショットで対応可)
- エリアメールの「やさしい日本語表示」「翻訳・アプリ連携機能」の削除
- 「災害用伝言板」の安否確認時、「災害用音声お届けサービス」のメッセージ送信時の宛先設定の仕様変更(発信/着信履歴の参照が不可能に)
- 災害用音声お届けサービスの「到達確認」の非対応化
- 「スグ電」の発信機能の仕様変更(発信モーションの発信先が「左耳」「右耳」それぞれに指定した連絡先のみに)
- スグ電の「発信ランキング」機能を削除
- 「迷惑電話ストップサービス」の仕様変更(番号指定拒否設定において、通話履歴からの登録が不可能に)
- ユーザー補助の「音量キーショートカット」の削除
OSバージョンアップは本体単体で行う方法と、本体と「Xperia Companion」をインストール済みのWindows PCをUSBケーブルでつないで行う方法がある。いずれの場合も、データのダウンロードにインターネット回線が必要となる。
本体単体でバージョンアップを行う場合は、端末設定から「システム」→「詳細設定」→「システムアップデート」と進み、更新の確認を実施することで作業を開始できる。通知が表示されている場合は、それをタップしてバージョンアップを始めることも可能だ。5G/Xi回線でデータをダウンロードする場合は、ドコモと直接契約した、spモードを契約しているnanoUIM(SIM)カードが必要となる。
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