バッファローの「nasne(ナスネ)」は3月下旬発売 PlayStation 5版「torne(トルネ)」も2021年末めどに登場Amazon限定販売

» 2021年03月17日 12時30分 公開
[井上翔ITmedia]
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 バッファローは3月下旬、ネットワークレコーダー兼NAS「nasne(ナスネ)」をamazon上の「バッファローストア」で発売する。標準販売価格は2万9800円(税込み)となる。

 合わせて、ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)は同日、nasneに対応するTVアプリケーション「torne(トルネ)」のPlayStation 5(PS5)版の開発を表明した。2021年末をめどに配信される予定だ。

nasne バッファロー製のnasne(NS-N100)

バッファロー製nasneの概要

 バッファロー製nasneは、かつてSIE(当時はソニー・コンピュータエンタテインメント)が販売していた同名製品の開発/販売権を継承したものとなる。本体の形状はSIE時代のものと同一だが、ハードウェアやソフトウェアは新しいものに刷新されている。

 TV番組の録画やデータの保存に利用する内蔵HDDの容量は2TBとなった。外付けストレージの容量は最大6TBまで対応し、USBケーブルから給電を受けて動作するポータブルHDD/SSDもサポートするようになった。外付けストレージのファイルシステムはFAT32からXFSに変更されている。

ストレージ バッファロー製nasneは、2TBのHDDを内蔵する(SIE製は1TB)。外付けストレージのサポート容量は最大6TBに拡張され(SIE製は最大2TB)、ポータブルHDD/SSDの利用も可能となった

 本体には冷却ファンが新設された。ファイルサーバ機能は通信プロトコルを「SMB 2.0」とすることで、Windows 10(バージョン1709以降)を搭載するPCからも設定変更なくアクセスできるようになった。

機能差分 バッファロー製とSIE製との機能差分

 搭載しているTVチューナーは地上波デジタル/BSデジタル/110度CSデジタルのシングル構成となる。アンテナ入出力端子は、各波混成のものを1基備えている。外部との通信を担う有線LANポートは1000BASE-T(Gigabit Ethernet)と100BASE-TX(Fast Ethernet)に対応している。

背面 背面ポートの構成

TV視聴アプリは一部非対応に

 バッファロー製nasneは、SIE製のものと操作感を極力統一しているという。両社製のnasneを複数台(※1)混在させて番組の同時視聴/録画を行うことも可能だ。

(※1)torne/torne mobileを利用する場合は最大4台、PC TV Plusを利用する場合は最大8台まで制御可能

複数台 nasne自体はシングルチューナーだが、複数台接続することで同時視聴/録画にも対応する

 利用できるTV視聴アプリについては、一部が非対応となる。

バッファロー製nasneにも対応する視聴環境

  • torne(プレイステーション4版)
  • torne mobile(Android版、iOS/iPadOS版)
  • PC TV Plus(Windows版)(※2)
  • VAIO TV with nasne(ソニー製VAIOで利用できるアプリ)(※3)

(※2)ソフトウェア更新が必要(近日中にアップデート予定)
(※3)初期設定時にSIE製nasneが必要

 なお、iOS/iPadOS版torne mobileとバッファロー製nasneを組み合わせた場合、最高画質がHD(720p、1280×720ピクセル)に向上するという。

バッファロー製nasneに対応しない視聴環境

  • torne(プレイステーション4版以外)
  • Video & TV SideView(Android版、iOS/iPadOS版)

 その他、ソニー製TV「BRAVIA(ブラビア)」で録画予約/録画した番組の再生も非対応となる。

PS5版torneは2021年末までに配信

 先述の通り、SIEは2021年末までにPS5版torneの配信を開始する。このアプリではSIE製とバッファロー製のnasneに対応する。詳細は今後発表するという。

torne SIEはPS5版torneの開発を表明した。SIE製はもちろん、これから登場するバッファロー製のnasneに対応するという

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