ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)は、ネットワークレコーダー&メディアストレージ「nasne」の製品説明会を実施した。同会場にはPlayStation 3(以下、PS3)やVAIO、Sony Tabletなど、nasneと連携するクライアント機器が設置され、nasneで録画した番組を実際に再生する様子などが実演された。
既報の通り、nasneは地上/BS/110度CS対応デジタルチューナーと500GバイトHDDを内蔵したDTCP-IP対応NASだ。
nasneの機能は大きく分けて2つ。1つはデジタル3波対応のネットワークレコーダーとして、もう1つはDLNA対応メディアサーバ(DLNA 1.5)として利用できる。nasne本体はAV出力を一切持たず、テレビ番組の視聴/録画/再生はネットワークを経由し、各対応機器で行う仕組みだ。また、2ストリーム配信に対応しており、nasneで受信したデジタル放送を1台の端末でライブ試聴し、別の端末で録画番組を再生することもできる。
なお、正式にサポートされるクライアントは、PS3(torne Ver.4.0)、VAIO(VAIO TV with nasne)、Sony Tablet(RECOPLA)、Xperia、PlayStation Vita(torne for PS Vita)といった同社製品になるが、DTCP-IPに対応した機器であれば「基本的には動作するはず」(説明員)とのこと。ただし、快適な操作性を実現するための独自技術が盛り込まれており、ほかの機器との組み合わせでは想定する操作感が得られない可能性があるとしている。
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