ソフトバンクは2022年春頃から、携帯電話サービスにおいて「迷惑SMS対策機能」の提供を開始する。この機能はソフトバンク(SoftBank)ブランドの他、Y!mobile(ワイモバイル)やLINEMO(ラインモ)ブランドでも利用できる。
昨今、携帯電話のSMSを使ったフィッシング事案が多く発生している。また、送信元を偽ったSMSも少なからず届くようになった。
そこで、新たな対策機能も実装すると同時に、既に提供している「電話番号メール拒否・許可」機能も強化する。
SMSの送信元表示は、原則として電話番号となる。しかし、配信事業者(システム)が送信するSMSでは、送信元表示をアルファベットの文字列とすることもできる。このことを悪用して、送信元を隠す迷惑SMSも存在する。
そこで、メールの拒否・許可設定において「電話番号」に加えて「アルファベットの文字列」による指定を行えるようにする。
先述のシステムによるSMS送信を「応用」すると、本来の送信元を隠して(マスクした)SMSを送信することもできる。これも悪用すると、送信元を“偽った”SMSを送信できてしまう。
そこで、本来の送信元を隠したSMSを「なりすましSMS」として受信拒否できる機能を追加する。
SMSによるフィッシング事案の多くは、SMS本文に記載されたURLをタップ(クリック)したことがきっかけとなって起こっている。
そこで、本文にURLが記載されているSMSの受信を拒否できるようになる。この拒否設定は、送信元が携帯電話番号であるSMSに適用される。
送信されてくるSMSを機械学習ベースのAI(人工知能)で解析し、迷惑SMSであると判定すると受信を拒否する。
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