ソフトバンクが2022年春頃から「迷惑SMS対策機能」を提供 Y!mobile/LINEMOブランドでも利用可能

» 2022年01月13日 16時40分 公開
[井上翔ITmedia]

 ソフトバンクは2022年春頃から、携帯電話サービスにおいて「迷惑SMS対策機能」の提供を開始する。この機能はソフトバンク(SoftBank)ブランドの他、Y!mobile(ワイモバイル)やLINEMO(ラインモ)ブランドでも利用できる。

イメージ 迷惑SMSの例(送信元を偽装したSMS)

迷惑SMS対策機能の概要

 昨今、携帯電話のSMSを使ったフィッシング事案が多く発生している。また、送信元を偽ったSMSも少なからず届くようになった。

 そこで、新たな対策機能も実装すると同時に、既に提供している「電話番号メール拒否・許可」機能も強化する。

概要 迷惑SMS対策機能の概要

電話番号メール拒否・許可(機能強化)

 SMSの送信元表示は、原則として電話番号となる。しかし、配信事業者(システム)が送信するSMSでは、送信元表示をアルファベットの文字列とすることもできる。このことを悪用して、送信元を隠す迷惑SMSも存在する。

 そこで、メールの拒否・許可設定において「電話番号」に加えて「アルファベットの文字列」による指定を行えるようにする。

なりすましSMSの拒否

 先述のシステムによるSMS送信を「応用」すると、本来の送信元を隠して(マスクした)SMSを送信することもできる。これも悪用すると、送信元を“偽った”SMSを送信できてしまう。

 そこで、本来の送信元を隠したSMSを「なりすましSMS」として受信拒否できる機能を追加する。

URLリンク付きSMSの拒否

 SMSによるフィッシング事案の多くは、SMS本文に記載されたURLをタップ(クリック)したことがきっかけとなって起こっている。

 そこで、本文にURLが記載されているSMSの受信を拒否できるようになる。この拒否設定は、送信元が携帯電話番号であるSMSに適用される。

URLリンク付きSMSの拒否

 送信されてくるSMSを機械学習ベースのAI(人工知能)で解析し、迷惑SMSであると判定すると受信を拒否する。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2025年02月16日 更新
  1. 携帯料金の値上げは起こるのか? 4キャリア幹部の“本音”から見えた可能性 (2025年02月15日)
  2. 楽天モバイルが単月黒字化(EBITDA)を達成できた理由は? 三木谷氏は通期での黒字化に自信 (2025年02月14日)
  3. 「iPhone SE」の後継モデル登場か? 米Appleのティム・クックCEOが新製品を予告、現地時間19日に発表へ (2025年02月14日)
  4. 既読をつけずに「LINE」のトークを閲覧する方法(iOS版) (2025年02月14日)
  5. 「マイナ免許証」のメリットとデメリットをチェック 個人的には「オンライン講習」が大きなメリット (2025年02月15日)
  6. 「楽天モバイルだけが自然災害でもつながるのではないか」と三木谷氏 衛星とスマホの直接通信、2026年内に“できるだけ早く”開始 (2025年02月14日)
  7. 1円で入手できる「Galaxy A25 5G」、2月27日に発売 ドコモ、KDDI、ソフトバンク、Samsungオンラインショップでお得な買い方は? (2025年02月14日)
  8. 3月24日からスタートする「マイナ免許証」にしない方がいい人は? メリットとデメリットをチェック (2025年02月07日)
  9. AIカメラ搭載のデジタルミラー型ドラレコ登場、車両や歩行者を検知して警告 (2025年02月13日)
  10. 読書の拡大鏡としても利用できる 220円の「スマホ拡大スクリーン」【ダイソー】 (2025年02月15日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー

2025年