防寒またはファションに一役買ってくれる冬小物の1つに手袋が挙げられます。中でも、スマホ対応手袋であれば、手を冷気から守りつつ、必要なときにスマホの操作もできるとあって、最近では製品バリエーションも増えてきました。
でも、普通の手袋と何が違うのでしょうか。また最近ではどんなラインアップがあるのでしょうか。
モバイルデバイスに使われているタッチ操作対応ディスプレイ(パネル)には、感圧式と静電容量方式、電磁誘導式があります。感圧式は、文字通り加えられる圧力をセンシングするため、デバイスに付属のペンだけでなく爪の先など、どんなものでも操作できます。
電磁誘導式は、一部のPCやタブレット、スマホなどに搭載されているもので、ペンが生み出す磁力をパネルに埋め込んだセンサーが読み取ります。「Galaxy Z Fold3」「Galaxy Note」シリーズなどが対応しています。
静電容量方式は、ディスプレイと導電性物質との間に発生する微弱な静電容量(電気容量とも)の変化にセンサーが反応して、タッチ操作をできるようになります。人間の体は導体(電気を通す物質)なので、指で反応するというわけです。
しかし、通常の手袋は皮革、ビニール、羊毛や化学繊維など絶縁体を素材としています。電気を通さないので、静電容量方式のパネルを使ったスマホを操作できないのです。
一方、スマホ対応手袋では、指先などに導電性のある素材が使われています。そのため、指とディスプレイの間を静電気が通過して操作できる、というわけです。
では、どんなスマホ対応手袋があるでしょうか。
学生や、社会人でもオフのときであれば、カジュアルな雰囲気の手袋を使いたいと思うかもしれません。そのようなシーンにピッタリなのがニットタイプです。
[FREESE] 手袋 グローブ スマホ対応は、雪の結晶や幾何学模様など、ノルディック柄をデザインしたニットタイプのスマホ対応手袋です。厚みがあるため、朝の通勤・通学時でも冷たさを感じにくいでしょう。気軽に洗濯できるのも、日常使いに最適です。タッチ操作に対応しているのは、親指、人差し指、中指の3本。ユニセックスデザインなので、男女問わず使えます。
こちらは、POLO RALPH LAUREN 手袋 メンズ グローブ。親指と人差し指にタッチパネル対応の素材を使っています。シンプルなニット手袋ですが、手のひら側の一部に補強用のパッチがあるため、糸が擦り切れて使えなくなるということを防げます。手提げのバッグを日常的に使う、自転車に乗ることが多い人にオススメです。
オンでもオフでも使いたい! という人には、日常使いに最適なブランドアイテムはどうでしょうか。
HARRIS TWEED メンズ スマホ対応 手袋は、甲皮にツイード生地、手のひら側に羊革を使った、ビジネスにも、オフタイムにも使える一品です。厚みが出やすく、空気をたくさん含む羊毛で織られたツイード生地を使っているので、保温性は抜群。そのツイード生地もハリス・ツイードを使っており、カジュアルそうに見えつつ高級感が漂います。なお、タッチパネルに対応している部分は手のひら側全体。この手袋なら、マルチタッチもできそうですね。
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