iPhoneとiPadに悪用された可能性のある脆弱性対処の「15.4.1」 バッテリー問題改善も
» 2022年04月01日 07時14分 公開
[佐藤由紀子，ITmedia]
米Appleは3月31日（現地時間）、「iOS 15.4.1」「iPadOS 15.4.1」「macOS Monterey 12.3.1」をリリースした。
いずれも共通する2件のゼロデイ脆弱性を修正する。「Appleでは、この脆弱性が悪用された可能性があるという報告について把握しています」というものなので、なるべく早くアップデートすることをお勧めする。
「CVE-2022-22674」はアプリがカーネルメモリを読み取れるようにするIntel Graphics Drierの範囲外の書き込みの問題、「CVE-2022-22675」は、Apple AVDの範囲外の読み取りの問題。
このアップデートでは、脆弱性修正以外に以下の改善も行われた（iOSとiPadOS共通）。
- 15.4にアップデートしたあと、バッテリーが予想よりも早く消耗する可能性がある問題
- テキストナビゲートまたは通知表示中に点字デバイスが反応しなくなる可能性がある問題
- 「Made for iPhone／iPad」補聴器で一部の他社製アプリとの接続が解除される可能性がある問題
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