楽天モバイルが自社エリアへの切り替え範囲を拡大 新たに8県で切り替えを開始 2県ではローミング終了予定を延期全都道府県で切り替え開始

» 2022年04月04日 19時15分 公開
[井上翔ITmedia]

 KDDIは4月4日、楽天モバイル(キャリアサービス)ユーザー向けのローミングサービスの終了予定を更新した。新たに10府県において2023年3月末までにサービスの提供を原則終了することになった他、8県において楽天モバイルの自社ネットワークへの切り替えが始まった。一方で、ローミングサービスの提供が「楽天モバイルからの要望」により延長されることになった県もある。

 なお、終了(予定)のエリアでも、地下エリア(地下鉄、地下街、トンネル)や大規模な商業施設では局所的にローミングサービスを継続する場合がある。また、市町村単位での切り替え予定の情報は、KDDIのWebサイトで確認できる。

KDDIのローミング表 4月4日付で更新されたローミング提供予定
スケジュール 楽天モバイルが公表している切り替え開始時期。東京都では、島しょ部と一部の山間部を除いて切り替えが完了している

ネットワークの切り替えが始まった県

 2022年4月1日からネットワークの切り替えが始まったのは以下の8県。切り替えによって利用に影響が出る可能性のあるユーザーには、楽天モバイルが4月から順次案内を行うことになっている。

  • 岩手県
  • 山形県
  • 山梨県
  • 和歌山県
  • 島根県
  • 高知県
  • 長崎県
  • 鹿児島県

2023年3月末までにローミングサービスを原則終了する府県

 2023年3月末までにローミングサービスを原則終了することが決まったのは、以下の10府県。

  • 茨城県
  • 栃木県
  • 群馬県
  • 埼玉県
  • 富山県
  • 石川県
  • 愛知県(名古屋市では当初から未提供)
  • 滋賀県
  • 大阪府(大阪市では当初から未提供)
  • 兵庫県

ローミングサービスの提供が延長された県

 千葉県と神奈川県では、2022年3月末をもってローミングサービスの提供が原則終了する予定だったが、楽天モバイルからの要望を受けて一部でサービスを継続することになった。新たな終了予定日は決まっていない。

千葉県 千葉県では楽天モバイルの自社エリア化が進んだが、多くの市町でローミングサービスの提供が続いている
エリアマップ 楽天モバイルのエリアマップで千葉県を見ると、2022年7月時点でも内陸部を中心にパートナーエリア(ローミングエリア)が思った以上に残っている
神奈川県 神奈川県も同様で、自社エリアは広がったものの、多くの市町村でローミングサービスの提供が続いている
エリアマップ 楽天モバイルのエリアマップで神奈川県を見ると、2022年7月時点でも山間部や市街地が途切れる部分でパートナーエリアが残っている

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