スマホ通信費0円、一定期間維持する方法 楽天モバイルからの移行先は?

» 2022年05月20日 19時00分 公開
[金子麟太郎ITmedia]

 本誌既報の通り、楽天モバイルが5月13日に、7月から提供の新プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」で基本料0円を取りやめ、月額最低料金を1078円に引き上げると発表した。7月以降もスマホ通信費0円を維持するための乗り換え先としてMNO2社のオンライン専用プランを挙げたい。記事内は全て税込み。

楽天モバイル LINEMO povo 0円スタートではなくなる楽天モバイルの新料金プランRakuten UN-LIMIT VII

povo 2.0

 まず1つ目がKDDIの「povo2.0」だ。こちらは毎月の基本料金は0円で、必要に応じてトッピングを追加すれば、高速通信や音声通話のかけ放題などが行えるのが特徴。つまり、ベースプランを契約した上で、1GB〜150GBのデータ通信、データ使い放題、通話かけ放題などのオプションをトッピングとして選択できる。

 データトッピングの料金は次の通り。

  • 1GB/7日間:390円
  • 3GB/30日間:990円
  • 20GB/30日間:2700円
  • 60GB/90日間:6490円
  • 150GB/180日間:1万2980円
  • データ使い放題24時間/1日:330円

 データトッピング購入なしでも128kbpsの低速通信が可能だが、データトッピングの購入後、各期間内に使い切れなかったデータ容量は、期限を過ぎると無効となる。なので、事前にその月、あるいはその日にどの程度、通信するのかをチェックしておくと、自分に合うデータトッピングを見つけやすいだろう。

楽天モバイル LINEMO povo povo 2.0のデータトッピング

 通話トッピングは、「5分以内かけ放題」が月額550円、「通話かけ放題」が月額1650円となる。この2つを追加せずに発信した場合と、5分以内かけ放題を追加し5分を超過した場合は、30秒当たり22円の追加料金が発生する。また、0570、0180などの他社接続サービスや104の番号案内など、一部の電話番号はかけ放題の対象外となるので注意しよう。とはいえ、よく音声通話を使う人には、こちらの通話トッピングを勧めたい。

 毎月の基本料金は0円で、トッピングが用意されているpovo2.0だが、180日間以上、660円を超える通話発信やSMS送信を利用しなかったり、トッピングの購入がなかったりすると、利用停止や契約解除になる場合があるので注意したい。

楽天モバイル LINEMO povo povo 2.0の通話トッピング

LINEMO

 一定期間なら0円を維持できるもう1つの料金プランは、ソフトバンクの「LINEMO」の「ミニプラン」だ。

 5月20日にスタートした「ミニプラン基本料半年間実質無料キャンペーン」を適用すれば、半年間は毎月3GBを“実質タダ”で使える。期間中(5月20日〜終了日未定)にミニプランを新規契約、またはMNPで契約すると、最大6カ月に渡りPayPayポイント990円相当が付与される。

 だた、キャンペーンの文言にもある通り、毎月の通信費が一切かからないというわけではなく、いったんは通信費が発生するものの、その分がキャンペーン特典として還元されるようなイメージだ。キャンペーンの対象となるプランはミニプランのみで、20GBで月額2728円の「スマホプラン」、ソフトバンク/Y!mobile/LINEモバイルからの乗り換えは対象外。

 毎月のデータ通信量が3GB以内で済むなら、LINEMOのキャンペーンは魅力的だ。

楽天モバイル LINEMO povo LINEMOのキャンペーン

 また、1回5分以内の国内通話が何度でも定額で使える「通話準定額」(月額550円)は、LINEMO契約から1年後まで無料となり、国内における通話時間・回数ともに無制限の「通話定額」(月額1650円)は、LINEMO契約から1年後まで月額1100円に割り引かれる、終了日未定の「通話オプション割引キャンペーン」も見逃せない。

 なお、通話オプション未加入で発信した場合と、通話準定額に加入後、1回当たり5分を超過した場合は、30秒当たり22円の追加料金が発生する。また、ナビダイヤルなど、一部の電話番号はかけ放題の対象外となる。

楽天モバイル LINEMO povo 通話オプション割引キャンペーン適用時のミニプランの料金イメージ
楽天モバイル LINEMO povo 通話オプション割引キャンペーン適用時のスマホプランの料金イメージ

楽天モバイルからの移行は慎重に

 ここまでお伝えしたように、楽天モバイルの0円終了後も、一定期間は実質0円を維持できる大手キャリアのオンライン料金プランというくくりなら、povo 2.0かLINEMOかの二者択一となる。

 SNSを見てみると、楽天モバイルが0円終了を発表した直後から、他社への移行を希望する声が多く、povoをはじめとする他のサービスに申し込みが集中して、本人確認やSIMの配送が遅延するという事態が起きている。

 とはいえ、楽天モバイルも6月1日からは、楽天市場での買い物で最大6倍の楽天ポイントを付与したり、楽天マガジンを31日無料とし、無料期間以降は毎月30%のポイントを還元したりするなど、楽天グループ内でのサービス連携を強めていく方向性を示している。

 0円終了で騒がれている料金についても、「Rakuten UN-LIMIT VI」のユーザーは7月1日から、Rakuten UN-LIMIT VIIに自動移行となるものの、実際のデータ使用量が1GB以下となった場合、10月31日までは楽天ポイントが還元され、実質Rakuten UN-LIMIT VIと同様の料金を適用できる。

 これまで楽天モバイルで“スマホ通信費0円”を維持し続けてきたユーザーにとって、別の選択を迫られる機会となっているが、焦って解約せずに自分に合ったプランを見極めるのはいかがだろうか。

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