楽天モバイルは7月1日から、国内のパートナー回線エリア(au 4G LTEエリア)でのデータ通信に利用できる「データチャージ」の料金を値上げする。現在は1GB当たり550円だが、同日以降は1GB当たり660円となる。
なお、海外エリアにおけるデータチャージの料金(1GB当たり500円、不課税)は従来通りとなる。
楽天モバイルの現行料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VI」では、au 4G LTEエリアにおいて月間5GBまで高速通信が行える。通信容量を超過した場合、au 4G LTEエリアにおける通信速度が月末まで上下最大1Mbps(理論値)に制限される。
この制限を当月内に解除したい場合は、契約者用のWebサイトまたは楽天モバイルアプリからデータチャージを行う必要がある。データチャージの有効期限は購入日を含む31日間で、それを超過すると無効となる。
先述の通り、国内におけるデータチャージ料金は現在1GB当たり550円となっているが、7月1日から110円値上げして1GB当たり660円となる。
Rakuten UN-LIMIT VIは、月額0円(1回線限り:2回線目以降は1078円)〜3278円までの段階制料金プランだ。最終段階の3278円まで来ると「データ利用量無制限」となるが、au 4G LTEエリアでの通信には月間5GBの容量制限が別途設けられている
容量制限を超過した後、月内にau 4G LTEエリアにおける通信速度を“回復”したい場合はデータチャージを購入する必要がある。現行では1GB当たり550円だが、7月1日からは1GB当たり660円に値上げされることになるau 4G LTEエリアで有効なデータチャージの“値上げ”は、5月13日に行われた「Rakuten UN-LIMIT VII」の発表時のニュースリリースにも記載されている。ただし、本文ではなく注釈としてつけ加えられており、発表会のプレゼンテーションでも言及はなかった。
既存ユーザーへの値上げの告知は、Rakuten UN-LIMIT VIIへの自動移行の案内メールを通して行われている。このメールには、Rakuten UN-LIMIT VIとVIIの“違い”についても説明がある。届いたら必ず隅々まで読むようにしたい。
既存契約者には順次、「【重要】新料金プラン「Rakuten UN-LIMIT VII」への自動移行について」というメールが届いている。au 4G LTEエリア向けのデータチャージの値上げを含め、新プランへの自動移行に当たっての注意点が記載されているので届いたら必ず読もう
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