iPhoneを紛失したときに試すべき6つの方法

» 2022年05月28日 14時00分 公開

 iPhoneをなくしてしまった場合は、以下の6つの対処法を試してみるといいでしょう。なくしたiPhoneで「iPhoneを探す」の設定がオンになっていれば、端末の現在地の確認や、遠隔ロックや遠隔データ消去が可能です。「iPhoneを探す」の設定がオフの場合でも、キャリア独自のサービスを利用して端末を探せることがあります。

「iPhoneを探す」機能で端末の場所を確認する

紛失したiPhoneを探す方法 「Apple ID」画面の「探す」をタップして「iPhoneを探す」の設定ができる

 まずは、iPhoneがどこにあるかを確認しましょう。なくしたiPhoneで「iPhoneを探す」の設定がオンであれば、現在地をチェックできます。別の端末やPCなどのWebブラウザで「https://www.icloud.com/find」にサインインして端末を探すか、「探す」アプリを起動してサインインします。自分がいる場所の近くにあるようなら、「サウンド再生」をタップして音を鳴らしたり、電話で着信音を鳴らしたりして探してみるといいでしょう。

紛失したiPhoneを探す方法 https://www.icloud.com/find」にアクセスし、Apple IDでサインインを行う(写真=左)。サインインが完了すると、地図上にその端末の場所が表示される(写真=右)

端末の紛失モードを有効にする

 「iPhoneを探す」機能で端末が離れた場所にあることが分かったら「紛失モード」をオンにして、遠隔でロックをかけましょう。他人に端末内の情報にアクセスされないようにできます。なお、Apple Payも無効にできるので、不正利用が防げます。

紛失したiPhoneを探す方法 端末を選択して「紛失モード」をタップ(写真=左)。「続ける」をタップしてパスコードの設定、電話番号とメッセージの入力を行うと、紛失モードをオンにできる(写真=右)

キャリアの紛失サポートを利用する

 「iPhoneを探す」機能がオフの場合は、契約しているキャリアのサービスを利用することで、iPhoneの場所を確認できる可能性があります。主なキャリアだと、ドコモなら「ケータイお探しサービス」、auでは「位置検索サポート」、ソフトバンクは「紛失ケータイ捜索サービス」などが用意されています。なお、月額使用料がかかることがあるので、サポート内容を確認しておきましょう。

 また、キャリアで回線停止の手続きをしたり、個人情報が漏れないようにApple IDやSNSなどのパスワードを変更したりしておくと安心です。

紛失したiPhoneを探す方法 利用中のプランによっては申し込みできないこともあるが、各キャリアで有料の紛失サポートがある

端末の紛失を警察に届け出る

 端末の場所が分からない場合、警察に届けられているかもしれないので、遺失届を提出しましょう。その際、シリアル番号の提示を求められることがあるので確認が必要です。Webブラウザで「http://appleid.apple.com」にアクセスし、端末で使用しているApple IDでサインインします。「デバイス」セクションを選択して端末を選んで確認できます。

 なお、2ファクタ認証をオンにしている場合は、サインイン時に確認コードでの認証を求められることがあります。認証ができなければ、製品が入っていたパッケージのバーコードを調べればシリアル番号が分かります。また、製品購入時の領収書やレシート、請求書の原本でも、シリアル番号を調べられます。

紛失したiPhoneを探す方法 http://appleid.apple.com」にアクセスし、「サインイン」をタップ。端末で使用しているApple IDでサインインする(写真=左)。「デバイス」をタップして端末を選び、シリアル番号をチェックする(写真=右)

盗難・紛失プランの補償の請求をする

 端末が見つからないときは「AppleCare+ 盗難・紛失プラン」に加入していれば、補償請求をして新しい iPhone と交換できます。請求する際は、「探す」アプリ またはiCloud.comを使って、iPhone の「紛失モード」を有効にしておく必要があります。また、補償請求が完全に承認されるまで、デバイスをアカウントから削除しないようにしましょう。

 なお、キャリアでも補償サービスがあるので、加入しているかチェックしておきましょう。

紛失したiPhoneを探す方法 https://support.apple.com/ja-jp/iphone/theft-loss-claims」にアクセスし、「サインインして補償手続き請求をする」をタップ(写真=左)。サインインして手続きを行う(写真=右)

端末のデータを消去する

 端末が見つからない場合の最終手段として、第三者に悪用されないように端末のデータを消去する方法があります。「iPhoneを探す」機能で、遠隔で全ての情報を消去できます。しかしこの手順を実施すると、元には戻せないので注意が必要です。また、紛失した端末で AppleCare+ 盗難・紛失プランに加入していた場合は、補償の申請が承認されるまでデータの消去はしないでおきましょう。

紛失したiPhoneを探す方法 消去する端末を選択して「iPhoneを消去」をタップ(写真=左)。「続ける」をタップして画面に指示に従って操作すると、全ての情報が消去され、位置情報の検出もできなくなる(写真=右)

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