「Xperia 1 IV」のカメラを試す 超広角から望遠まで「賢いAF」で撮れるのが気持ちいい荻窪圭の携帯カメラでこう遊べ(1/3 ページ)

» 2022年05月31日 10時00分 公開
[荻窪圭ITmedia]
※本記事はアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
Xperia 1 IV 一見、Xperia 1 IIIと似たデザインだが、中身はいい感じに進化しているXperia 1 IVなのだった

 αシリーズの技術を入れた新フラグシップとしてトリプルカメラの「Xperia 1」が誕生して4代目。着実にカメラ性能は進化し、「Photography Pro」という専用のカメラアプリも用意され、前モデルの「Xperia 1 III」ではとうとう「実質クアッドカメラ」になった。

 4代目の「Xperia 1 IV」はどこまで進化したか。 個人的な注目ポイントは3つだ。

 1つ目は望遠カメラが光学ズームになったこと。2つの焦点距離を切り替えて使っていた望遠カメラが、その間の焦点距離も使える光学ズームレンズになったのである。

 2つ目は、超広角カメラも望遠カメラも高速読み出しセンサーになり、リアルタイム瞳AFや超高速連写に対応したこと。

 3つ目は「Xperia PRO-I」で搭載された「Videography Pro」が使えることだ。

光学ズーム+AI超解像ズームの威力はいかに

 これがXperia 1 IVのカメラユニットだ。

 超広角・広角・望遠ズームと並んでいる。望遠カメラの開口部が四角いのは90度光を曲げてボディー内に横向きにレンズを入れることで、厚みを抑えるペリスコープ構造(屈曲光学系)になっているから。この望遠レンズが「85-125mm」相当の望遠ズームだ。

Xperia 1 IV 一番左のちょっと四角くなっているのがペリスコープ構造の光学ズームレンズ搭載望遠カメラだ。画素数は全部約1200万画素

 ちょいとXperia 1 IIIとカメラアプリ(Photography Pro)の画面を比べてみよう。

 Xperia 1 IIIは16mm/24mm/70mm/105mmと4つの焦点距離が並んでいるのに対し、Xperia 1 IVは16mm/24mm/85-125mmと望遠部分の表記の仕方が違う。そこがミソだ。

Xperia 1 IV 上がXperia III、下がXperia IV。望遠レンズ分の表記に注目

 望遠側のレンジがちょいと望遠側にシフトし、光学ズームになったことで、85mmと125mmの間も自由に指定できるようになったのである。

Xperia 1 IV このように85mmと125mmの間を指定できるようになった

 細かいところだが、センサーサイズはちょっと小さくなっている。光学ズーム機構を入れつつ厚みを抑えるためかと思う。ただまあ、85mmと125mmでは倍率で言うと1.5倍弱であり、その間で微調整したくなるシーンがどこまであるのかは気になるところだ。

 それより不安なのは、広角カメラと望遠カメラの間がかなり空いたこと。前モデルは24mmの上が70mmだったけど、今回は24mmの上が85mmになってしまった。25〜84mmの間はデジタルズームになるので、クオリティーはどのくらい保たれるのだろか。

 というわけで、いつものガスタンクをデジタルズーム付で撮ってみた。

 デジタルズームには2種類あるが、今回はAI超解像ズーム(こちらの方が高画質だけど、処理にちょっと時間がかかる)を採用した。画質大事。

 なお、今回使ったのは発売前の機材で、最終版ではないことをご留意いただきたい。

Xperia 1 IV 16mm相当の超広角カメラで撮影。色もディテールの描写感もよし
Xperia 1 IV 最も高画質な広角カメラで撮影。文句なしの写りだ
Xperia 1 IV 広角カメラの50mm相当をAI超解像ズームで。お。思ったよりきれいかも
Xperia 1 IV デジタルズーム時はちょっと表示が変わる。24mmの広角レンズを使って50mm相当にしたところ。右に小さく「AI」+拡大アイコンがついているのは、AI超解像ズームを使っていますよって意味だ

 注目は次の2枚だ。広角カメラのAI超解像ズームで撮った85mm相当の望遠写真と、望遠カメラの85mm相当で撮った望遠写真。

Xperia 1 IV 広角カメラのAI超解像ズームで85mm相当
Xperia 1 IV 望遠カメラでリアルな85mm

 分かりやすいよう中央部を拡大して並べてみた。

Xperia 1 IV 左が広角カメラ+AI超解像ズーム。右が望遠カメラ。デジタルズーム、めちゃ頑張っているやん。予想以上にきれい

 24mm相当で約3.5倍のデジタルズームをかけているのに、思ったより頑張っていて違和感ないじゃん。というわけで、もちろんディテールに甘さはあるけど、十分実用的。さすがだ。

 さらに望遠。

Xperia 1 IV 125mm相当の望遠
Xperia 1 IV さらにめいっぱい上げてやれ、とAI超解像ズームを使った375mm相当という細大の望遠に挑戦してみた。これは優秀だ

 で、375mm相当とか、撮影中の画面だとかなり荒れていてヤバいかなと思ったのだけど、撮影後の写真を見たら予想以上にきれいで、デジタルズームでありがちなエッジの不自然な線とか凸凹の名残とか(デジタルズームって曲線が凸凹しがちなのだ)、ほとんど目立たない。AI超解像ズームエライ。

       1|2|3 次のページへ

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.

アクセストップ10

2026年07月26日 更新
  1. 「0.2秒で冷却」をうたうペルチェ素子搭載の腰掛けファン Amazonで53%オフ (2026年07月24日)
  2. ドコモが「iPhone 17」シリーズや「iPhone Air」を値上げ 一部機種は残価も引き上げ、実質負担額の影響は? (2026年07月24日)
  3. JR東日本「分かりにくい」新幹線券売機を改善へ なぜ、スマホではなく「駅での最短1分購入」を実現? (2026年07月04日)
  4. 330円で手に入る「足元灯」「非常灯」 充電式になって利便性向上 (2026年07月25日)
  5. 従来の健康保険証は7月31日で利用不可に 8月1日以降は「マイナ保険証」の利用を (2026年07月24日)
  6. 界面活性剤とマイクロファイバーでタッチパネルをきれいに! ダイソーで220円の「スクリーンクリーナー」を試す (2026年07月25日)
  7. サムスンが「Galaxy Z Fold8」で横長折りたたみを投入する理由 AIの進化にもマッチ、“iPhone包囲網”も万全か (2026年07月25日)
  8. なぜ「LINE VOOM」は嫌われたのか 保護者を悩ませた“子供たちの抜け道” (2026年07月24日)
  9. モトローラから新しいミドルレンジスマホ「moto g37」シリーズ登場 ソフトバンク、楽天モバイル、ドコモも取り扱い (2026年07月24日)
  10. 折りたたみスマホ「OPPO Find N6」を3カ月使って実感した“真価” 仕事とプライベートで大活躍 (2026年07月26日)
最新トピックスPR

過去記事カレンダー