NTTドコモは7月13日、ソニー(旧ソニーモバイルコミュニケーションズ)製スマートフォン「Xperia 1 II SO-51A」「Xperia 5 II SO-52A」「Xperia 10 II SO-41A」のOSバージョンアップサービスを開始した。3機種共にOSバージョンアップは2度目で、今回のバージョンアップによって「Android 12」となる。
Xperia 1 II SO-51A
Xperia 5 II SO-52A
Xperia 10 II SO-41A
今回のバージョンアップによって、3機種にはAndroid 12 に実装された新機能や仕様変更が反映される。主な新機能/仕様変更は以下の通りとなる。
マイク/カメラへのアクセス中のアイコン表示
「おおよそ」の位置情報を伝達できる機能の追加
クイック通知パネルと通知のデザイン変更
Android 12の標準デザインに準拠
電源メニューのデザインも変わる
「Wi-Fi」と「モバイル通信」のスイッチは「インターネット」に統合
スクロールスクリーンショットへの対応
1画面に収まらない縦長のスクリーンショットを撮影可能に
アプリ側の対応も必要
「緊急SOS」機能の新設
電源ボタンを5回連続で押すと5回カウントダウンした後に緊急通報を実施
標準では「110(警察への緊急通報)」が設定されている
任意でカウントダウンアラームを鳴らすことも可能
プライバシーに配慮して、位置情報の利用権限を与える際に精度を「正確(標準)」か「おおよそ」か選択できるようになった。ただし、精度を選択するにはアプリ側の対応も必要となる
Android 12標準UIに準拠する形で、クイック通知パネルと通知のデザインも変更される(画像は「Xperia 1 IV SO-51C」のもの)
「ゲームエンハンサー」の仕様変更(SO-52A/SO-52Aのみ)
ユーザーインタフェース(UI)デザインの変更
カメラキーに機能を割り当てが可能に
Bluetoothオーディオの「aptX Adaptiveコーデック」の仕様変更
「片手モード」の仕様変更
3ボタンナビゲーション時はホームボタンを2度押すと起動
ジェスチャーナビゲーション時はホームバーを下にスワイプすると起動
サイドセンスのジェスチャーやサイドセンスメニューからも起動可能
「サイドセンス」の機能拡充(SO-52A/SO-52Aのみ)
サイドセンス経由で「Headphones Connect」を利用可能に
aptX Adaptiveに対応するBluetoothオーディオデバイスに対して、96kHz/24bit出力が可能となった。ただし、伝送データ量が増えることで音飛びリスクも高まるため、それを踏まえた注意書きもなされている(出典:ソニー)
OSバージョンアップは端末単体で行う方法と、「Xperia Companion 」をインストールしてあるWindows PC/Mac(macOS)とUSB接続して行う方法がある。いずれの方法も、データのダウンロードにインターネット接続が必要だ。
端末単体でアップデートを行う場合、国内でドコモのSIMカードを使って「spモード」に接続していると、モバイルデータ通信にかかるデータ通信料が無料となる。その他のモバイル通信ではデータ通信料がかかるので注意が必要だ。海外でバージョン操作を行う場合は、Wi-Fi接続が必須となる。
アップデートに関する通知が出ている場合は、それをタップすることでバージョンアップの手続きを始められる。通知が出ていない場合は、以下の手順でバージョンアップを開始可能だ。
端末設定を開く
「システム」をタップ
「詳細設定」をタップ
「システムアップデート」をタップ
「アップデートをチェック」をタップ
画面の指示に従う
アップデートの標準所要時間はSO-51Aが約22分、SO-52Aが約17分、SO-41Aが約27分となる。ただし、端末の状況によってはこれよりも時間を要する場合もあるので注意しよう。
Xperia CompanionをインストールしたWindows PC/Macで更新を行う場合は、以下の手順で行える。
Windows PC/MacでXperia Companionを起動
USBケーブルで端末とつなぐ
PC/Macの画面に出てくる指示に従う(更新がある旨が表示されない場合は「ソフトウェア更新」をクリック)
アップデートの標準所要時間はSO-51Aが約25分、SO-52Aが約20分、SO-41Aが約25分となる。ただし、端末の状況によってはこれよりも時間を要する場合もあるので注意しよう。
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